【11月の養生(4) 風邪かな?と思ったら】11/22配信メルマガ#21

秋になると、風邪薬の宣伝が始まります。

「早めのパ○ロン♪」「熱・のど・鼻にル○が効く♪」等お馴染みのCMがありますね。

ゾクッときたり、喉が痛かったり、風邪かな?と思ったらどうしますか?

これを読んでくださっている皆さんは、市販の総合感冒薬(いわゆる風邪薬)を服用する

ことはあまりないでしょうか。


総合感冒薬には、解熱鎮痛剤、抗ヒスタミン剤、咳止め、去痰剤などが含まれています。

それぞれ、熱を下げ、痛みを和らげ、くしゃみや鼻水を止め、咳を鎮め、痰を出しやす

くする、という効果があります。

たしかに風邪薬を飲めば、風邪のつらい症状はおさえてくれるかもしれません。

しかし、症状が治まれば風邪は治っていると言えるのでしょうか?


発熱、咳、くしゃみ、鼻水などの症状は、すべてカラダの免疫反応によるものです。

体内に侵入してきたウィルスと闘ったり排除したりするために、カラダは体温を上げ

たり咳を出したりするのです。

そうやって闘っているところに、薬で無理やり症状を止めてしまったらどうでしょう。

なかなかウィルスを抑えることができず、かえって長引かせてしまうことになってしま

うのではないでしょうか。

カラダに起こる反応はすべて必要あってのこと。基本的には止めるのは良くありません。


風邪をひくのは免疫力が落ちているサインですから、まずは無理をせずにゆっくり休む

ことが大切です。

日本人は勤勉な人が多く、風邪ぐらいで仕事は休めない、というような風潮があります

が、薬で症状をおさえて無理して仕事や学校に行ったりするのはやめましょう。

職場や学校で他の人に感染を拡大させ、逆に迷惑をかけてしまうことにもなります。


そしてもうひとつ、体調が悪いときは「栄養のあるものをいっぱい食べて元気をつけよ

う!」という方がいますが、これは大きな間違いです。

風邪のときに食欲が落ちるのは、カラダの自然な反応です。

無理に食べる必要はありません。食べないで治そうとしているのです。

満腹時より空腹時のほうが白血球の働きも良くなり免疫力が上がります。

消化に時間のかかるものは、胃腸にも大きな負担になります。

体調が悪いときの食事はなるべく消化の良いものを少量にしておきましょう。


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今週もお読みいただきありがとうございました。

病気やケガのときにもせっせと食べているのは人間だけです。

動物は食べずにじっと休んで治していますね。その方が回復が早いということです。

「人間は誰でも体の中に百人の名医を持っている」

「病人に食べさせると病気を養うことになる、一方、食事を与えなければ病気は早く治

る」 医学の父ヒポクラテスの言葉です。

体の中の名医たちが存分に働けるようにしてあげることがとても大切だと思います。

漢方養生アドバイザー® 吉澤茜

【11月の養生(3)朝はパン派?ごはん派?】11/15配信メルマガ#20

「朝はパン♪」なんて言うCMも見かけますが、皆さん朝食にはパンを食べますか?

それともごはんですか?

いろいろなアンケート結果を見ると、パン派・ごはん派、だいたい半々のようですが、

漢方養生学的には、朝食にはごはん(お米)をオススメします!

お米は氣を上げて元氣をつけてくれる食物であり、反対に小麦は氣を下げて静める、

熱を冷ます作用があるからです。朝は眠っているカラダを目覚めさせて氣を上げていく

必要があります。そしてこれからはどんどん気温が下がり寒くなっていきますので、

なおさら朝食にはごはんが良いですね。

また、パンを食べるときに塗るバターやジャムなどは糖分や脂質が多いですし、パンを

自分で手作りされている場合はいいと思いますが、市販のパンには添加物などもかなり

たくさん含まれています。菓子パンを朝食代わりにしている人もいるかもしれませんが、

これは特に良くありません。菓子パンには大量の砂糖、質の悪い油、人工的な添加物等

がたくさん使われています。手軽に食べられて便利ですが、ぜひおにぎりなどに変えて

いきましょう。

もともと小麦が主食だった欧米諸国の人にとってはパン食もいいかもしれませんが、昔

からお米を食べてきた日本人のカラダ、胃腸にとっては、やはりお米が良いと思います。

秋は新米の美味しい季節です。朝食にはぜひお米を食べて、元氣に過ごしましょう。


朝は忙しくて時間がないとか、食欲があまり湧かないからと言って、朝食を摂らないと

いう人もいると思いますが、一日元氣に活動するためにも、朝ごはんを食べましょう。

朝は食欲がない、胃がもたれている、などの場合は、前日の夕食が影響しているかも

しれません。仕事の都合で夕食の時間が遅くなってしまう、夕食にお肉や揚げ物など

こってりした重たいもの(消化に時間がかかり胃腸に負担のかかるもの)を食べている、

というような場合は食生活を見直す必要があります。夜はできるだけ消化の良いもので、

量も少なめにしましょう。

夕食が遅くなってしまう場合はお味噌汁やスープにするのも良いと思います。旬の野菜

などをいろいろ入れて具沢山にすると、とても満足感がありますし、カラダも温まり

ますよ。


そして朝食の前には、少しでもカラダを動かしてから食べましょう。外に出て朝日を

浴び、できれば散歩や軽い体操などをすると、なお良いですね。カラダを動かすことで

内臓も目覚め、消化が良くなります。エネルギーに変わりやすくもなるので太りにくく

なるというメリットもあります。


「朝食が美味しく食べられる」というのは、ひとつの健康のバロメーターだと思います。

日中の過ごし方、夕食の内容、睡眠の質など、いろいろなことが影響してくると考えら

れますので、できるところから生活習慣、食生活を見直してみましょう。


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お読みいただきありがとうございました。

朝食に炊きたてのごはんを食べるか、コンビニなどで買った菓子パンを食べるかで、

我が家の子どもたちの機嫌も違うなと感じています。

多動、キレやすい、集中力がない、元気がない等、子どもたちの様々な精神的問題が

言われていますが、食べるものも影響しているのは間違いないと思います。

You are what you eat.あなたはあなたが食べたものでできている。食は人なり。ですね。

漢方養生アドバイザー® 吉澤茜

【11月の養生(1)肺と皮膚と免疫力】11/1配信メルマガ#18

五行論では、皮膚は肺と同じ「金」の仲間となっています。

ヒトの皮膚呼吸は、呼吸全体の0.6%ほどと言われていますが、皮膚でも呼吸していま

す。鼻、咽喉、気管など呼吸と関連する器官がすべて「肺」と捉えると、皮膚や毛穴も

肺の一部と考えられます。

肺が虚弱だと風邪をひきやすく、喘息やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などにも

なりやすいです。

気温が下がり、乾燥が進んできたこの季節、肺の氣をUPすることはとても大事ですね。


昔は、寒い冬の朝、上半身裸になって乾布摩擦をする姿がよく見られました。

皮膚をタオルで擦って刺激することで、肺を鍛える健康法ですね。

最近ではあまり見かけなくなりましたが、乾布摩擦が健康に良いということで、再び

注目を集めています。

効果としては、

・カラダが温まり冷えを改善

・自律神経を整い免疫力が向上

・血流が良くなり新陳代謝アップ

などが挙げられます。

また、寝る前に行うことで、睡眠の質が向上したという実験結果もあるようです。

上半身裸にならなくても、薄手の洋服や部屋着の上からでも十分な効果があります。

乾いたタオルや手ぬぐいで、心地よいと感じる力加減で擦りましょう。

あまりゴシゴシ強くやると、皮膚を傷つけたり炎症が起きたりする原因になってしまう

ので気を付けてください。

手足の末端から、カラダの中心に向かって各15回ずつぐらいで良いと言われています。

腕(手)、脚(足)、背中、肩、お腹など、トータル5分ぐらいでできますので、乾布摩擦を

朝晩の習慣にしてみてはいかかでしょうか。

朝やることで氣が上がり、夜にやると良い睡眠に繋がりますよ。

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今週もお読みいただきありがとうございました。

乾布摩擦も、健康に生きるための先人の知恵ですね。

お金もかからず、誰でも簡単に始められますので、ぜひ実践してみてください。

次回もお楽しみに!

漢方養生アドバイザー® 吉澤茜

返信転送

【10月の養生(4)肺と大腸と免疫力】10/25配信メルマガ#17

先週のメルマガで、肺と大腸は共に同じ「金」の仲間であるとお伝えしました。

呼吸に関係する肺と、消化吸収に関係する大腸が仲間であると言われてもあまりピンと

来ないかもしれません。しかし陰陽五行論では、肺と大腸は表裏の関係で経絡を通じて

お互いに連絡しあっていると考えられています。

ウィルスや細菌、花粉などのアレルゲンはほとんどの場合が肺から侵入してくるので、

「肺」の状態は免疫力とも深い関わりがあります。

近年では腸内環境がアレルギーにも関係しているとメディアなどでも言われるように

なり、大腸と免疫力に関連があるのもうなずけるのではないでしょうか。

それにしても、何千年も昔から、肺と大腸がつながっていると経験的に分かっていたと

いうのには驚きます。先人の知恵と経験というのは本当にすごいですね。


免疫の7割は腸にある、とも言われていますが、日頃から腸内環境を整えておくことは

とても大切です。日々の排便状況、便の状態やニオイなどを自分で観察してみましょう。

前の日に食べた物や、冷たいものを摂りすぎた、強いストレスがあった、などによって、

様々な変化があるはずです。


では腸内細菌に良い食事とはどんなものでしょうか。

やはり基本的には、日本人が昔から食べてきた、伝統的な和食が良いです。

「まごわやさしい」という言葉を聞いたことがありますか?

ま→豆類、ご→ごま(種実類)、わ→わかめ(海藻類)、や→野菜、さ→魚、し→しいたけ

(きのこ類)、い→芋類、の頭文字を取ったものです。

地産地消で、その土地で採れた旬のものを中心に、バランス良く食べるのが良いですね。

また、食物繊維や発酵食品も意識して摂りましょう。日本の伝統的な発酵食品は、漬物、

味噌、納豆などいろいろあります。

食べる時はよく噛んで、腹八分を心がけることも大切です。よく噛むことで胃腸の負担

を減らすことができ、唾液もたくさん出ます。唾液には細菌の増殖を防いだり、口内を

清潔に保つ洗浄作用、また農薬などの化学物質を抱え込み排泄する作用も期待できます。

よく噛んで食べることで早食い、食べ過ぎを防ぐこともできますし、カラダにとって

良いことばかりです。

そして、食品添加物や化学調味料などが多く含まれている加工食品や精製食品は、

なるべく避けましょう。人工的な食品添加物の中には、腸内細菌のバランスを崩したり

腸に炎症を起こしたりする可能性を指摘されているものもあります。

現代では化学物質を完全に避けることはほぼ不可能ですが、なるべく減らすように意識

し、買い物をするときに裏面の成分表示を見てから買うようにすると良いと思います。

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今回もお読みいただきありがとうございました。

腸内環境を整えるために気を付けたいことは他にもたくさんありますが、すべてに

こだわって100%やろうとすると、逆にストレスになってしまうこともあると思い

ます。カラダにとって良いことをして、ストレスを溜めてしまうのは本末転倒です。

ときには食べたいもの、好きなものを美味しく楽しく食べるのも良いと思います。

そんな時は食べ合わせや食べ方に気を付けてみましょう。

基本的に「あれダメ!これダメ!」がないのが漢方養生学の良いところです。

次回もお楽しみに!

漢方養生アドバイザー® 吉澤茜

【10月の養生(3)秋の食養生】10/18配信メルマガ#16

五行色体表を見ると、秋は「金」に属し、肺・大腸・白・燥・辛・ 鼻・皮毛・悲などが

同じ仲間で、秋に深い関わりがあることがわかります。

東洋医学で言う「肺」とは、単に臓器の肺のことだけではなく、鼻、咽喉、気管支、肺

など呼吸器官全体、またその働きのことを示します。

肺は外界と接していて、ウィルスや細菌、その他花粉などのアレルギーの原因となる

ものは、ほとんどが肺から侵入してきます。感染症対策にも、免疫力を考える上でも

肺はとても重要です。


秋は乾燥の季節ですが、肺は乾燥がとても苦手です。

皆さんも、空気が乾燥していると喉が痛くなったり、空咳が出たりという経験があるか

と思います。鼻や喉がしっかり潤って粘液で覆われていないと、ウィルスなども侵入

しやすくなります。早めに潤い ( 陰 ) を補って、カラダの内側から乾燥を防ぎましょう。

大腸や皮膚も「金」の仲間です。乾燥して便が硬く便秘気味になった、肌がカサカサ

してきた、という方は肺が乾燥しているサインです。 保湿クリームなどを塗って保護

してあげることも刺激から守るためには必要ですが、カラダの内側が乾燥していては

またすぐにカサカサになってしまいます。肺やカラダを潤す作用のある食材を取り入れ、

内側から乾燥対策をしましょう。


また辛味のあるものを摂ることで、肺の気がアップします。大根、ネギ、生姜など、

辛味のものを少しプラスするのもオススメです。辛味は発散作用が あり、気血の巡りを

良くしたりカラダを温めたりする効果がありますが、食べ過ぎると毛穴が開いて汗を

かきすぎ逆にカラダを冷やしてしまう、陽気を発散しすぎてしまう、ということもあり

ますので、摂り過ぎには気をつけましょう。


〈秋にオススメの食材〉

山芋、里芋、蓮根、白キクラゲ、百合根、くわい、大根、ネギ、 白ゴマ、梨、りんご、

いちじく、柿、ぶどう、バナナ、豆乳、豆腐、葛、はちみつ、 松の実、銀杏、蓮の実、

杏仁、卵、豚肉、きのこ類、海藻類、タコ、ほたて、鮭、鯖、 秋刀魚、鯛、鰆、など


秋は美味しい食材がたくさん出てきます。

ぜひ旬のものを取り入れて、美味しく楽しく食べながら、 元気に過ごしましょう!


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お読みいただきありがとうございました。

秋と関わりの深い感情は「悲」。

日が暮れるのが早くなって少し冷たい秋風が吹いてくると、なんとなく物悲しい気持ち

になってしまいますが、「悲」は肺の気、免疫力を落としてしまいます。

天気の良いには外に出て太陽の光を浴び、お日様のパワーをたくさんもらいましょう。

次回もお楽しみに!

漢方養生アドバイザー ®    吉澤 茜

【10月の養生(2)秋の養生】10/11配信メルマガ#15

季節の変わり目というのは、寒暖差が大きく、天気も変わりやすいので、その都度

カラダが対応しなければなりません。すると自律神経に負担がかかり、疲れやすく

なったりバランスを崩したりしがちです。

また夏の終わりから秋にかけては台風も多く、秋の長雨という言葉もありますが、

実は梅雨よりも9~10月の方が降水量も多いのです。

しかし一方で、秋は空気も乾燥してきて、喉やお肌の乾燥も気になります。

今の季節、どんなことに気をつけて過ごしたら良いかお伝えしていきたいと思います。


まずは「早寝早起き」です。秋分の日を過ぎ、昼(陽)より夜(陰)の時間の方が長くなって

います。人間も自然の一部であるということを常に忘れず、太陽の動きに合わせて、

私たちの睡眠や活動も考えていくと良いですね。

夜ふかしは気血を消耗してしまいます。

四季を通じて夜ふかしは避けた方が良いですが、陰の季節である秋冬は特に早めに寝る

ように心がけたいですね。

そして朝は早めに起きて朝日を浴び、なるべく朝のうちにカラダを動かして交感神経が

グッと優位になるように活動します。しっかりとメリハリのある自律神経の波を作り、

生活リズム、陰陽のバランスを整えていきましょう。


次に、適度な運動、自らカラダを動かすことです。

夏は気温が高く、副交感神経が優位になることは以前にもお伝えしました。

これからはだんだんと寒くなっていきますので、副交感神経から交感神経に切り替わり、

基礎代謝を上げていく必要があります。その際、適度な運動をすることでスムーズに

変化に対応できるようになります。またカラダにこもった余分な熱を発散し、夏の

テンションをなだらかに落としていくためにも運動をするのはとても良いです。

秋は収斂の季節ですので、大量に汗をかき疲れ果ててしまうような激しい運動ではなく、

少し心拍数が上がり、汗ばむぐらいの運動にしましょう。


そして、これは一年を通じて繰り返しお伝えしていますが、冷たいものは控えましょう

涼しくなってきたとはいえ、日中はまだ半袖で過ごすぐらいの気温まで上がることが

あります。するとどうしても冷たいものが欲しくなってしまいます。今は習慣で一年中

氷入りの飲み物を飲んでいる人もいます。

しかし、胃腸をダイレクトに冷やしてしまうのは危険です。免疫力も下がりますし、

冷えは全身の様々な不調へと繋がります。

暑いときは、冷たい飲み物や食べ物ではなく、寒涼性の食材で涼しくなりましょう

今の時期でしたら梨や柿などの果物もオススメです。緑茶も涼性なのでいいですね。

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お読みいただきありがとうございました。

早寝早起き、適度な運動、冷やさない。

どれも言われてみれば健康のために当たり前のことだと思います。

しかし頭では分かっていても実際はなかなか…という方も多いのではないでしょうか。

養生は実践あるのみです。まずはとにかく自分でやって体感してみてほしいと思います。

次回は秋にオススメの食材などについてお伝えします。お楽しみに!

漢方養生アドバイザー® 吉澤茜

【10月の養生(1)〇〇の秋②】10/4配信メルマガ#14

さて今回は、前回の続きで秋の過ごし方をお伝えしたいと思います。


◎スポーツの秋

 真夏や真冬に、よし!スポーツを始めよう!とはなかなかなりにくいと思いますが、

 爽やかな秋晴れに心地よい風を感じると、普段はあまり運動をしない人も外に出て

 カラダを動かしたくなるのではないでしょうか。

 適度にカラダを動かすことは、どんな人にとっても必要です。

 そんな中でも特にスポーツの秋をオススメしたいのは、気が下がっている人です。

 具体的には、元気がない、疲れやすい、食後に眠くなる、風邪をひきやすい、冷えやすい、

 気温や気圧の変化に敏感、などです。

 元気がない状態だと運動をする気も起きないかもしれませんが、だからといって

 引きこもってばかりいては気が下がる一方です。自らカラダを動かして、気を上げていきましょう。

 無理なく自分のペースでやれることで構いません。

 ウォーキング、ジョギング、ストレッチ、ヨガ、ダンス、水泳、サイクリング、登山、

 ゴルフ等々。義務感ではなく、自分が楽しめることをやりましょう。

 私も毎週テニスをやっていますが、運動して汗をかくととてもスッキリします。

 自律神経のリズムをしっかり作ることも大切ですので、朝~午前中にカラダを動かす

 のがオススメです。

 
◎行楽の秋

 日々ストレスを感じている人は、自然の中へ出かけていって、心身ともに解放して

 のびのび過ごしましょう!

 このご時世、全くストレスを感じていない人はほぼいないのではないかと思います。

 ストレスを受け続けると「肝」がダメージを受け、気の巡りが悪くなります。

 肝鬱気滞という状態です。気が滞ると、溜め息が出る、肩や首が凝る、脇腹が張る、

 喉にものが詰まったような感じがする、すぐイライラする、などの症状が現れます。

 ストレスを溜め続けることなく、ちゃんと発散しましょう。

 日頃から、自分のストレス発散法を見つけておくことも必要です。

 ぶどう狩り、梨狩り、栗拾い、さつまいも掘り、紅葉狩り、ハイキング、キャンプ、

 など、秋ならではのイベントもいろいろありますので、ぜひ楽しんでくださいね。


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お読みいただきありがとうございました。

ご自分に合った秋の過ごし方は見つかりましたか?

不自由や制限、出来ないことはたくさんありますが、出来ないことにばかり目を向ける

のではなく、今できることの中で最大限楽しめる方法を考えて過ごす方が幸せですよね。

何事も捉え方次第。笑って過ごしたほうが免疫力も上がります!

それでは次回もお楽しみに。

漢方養生アドバイザー® 吉澤茜

【9月の養生(3)仲秋の名月】9/20配信メルマガ#12

(3)   仲秋の名月

明日 9 月 21 日は、旧暦の 8 月 15 日、仲秋の名月です。


皆さんは普段、月の動きや満ち欠けを意識していますか?

日本では明治の初め頃に西洋化に伴い、それまで使用していた旧暦(太陰太陽暦)から

新暦(太陽暦)に改暦しました。

いま世の中は太陽暦で動いていますが、月の暦を見てみると、日本の気候風土にとても

合っていて、月の満ち欠けに影響を受ける潮の満ち引きや動植物の変化などを良く感じ

取ることができるように思います。

特に女性は、陰陽でいうと「陰」ですし、毎月来る生理を「月経」とも呼びます。

月経周期、女性のバイオリズムも月の満ち欠けのサイクルに大きな影響を受けている

ですね。


太陽は熱を放散し、その熱によって地球は生物が生きていける温度に保たれています。

明るく、暖かい存在の太陽は「陽を主る」ですね。

反対に月の光はいくら浴びていても暑くなることはありません。

また月は、その引力によって潮が満ち引きします。

人間のカラダの60%が水でできていることを考えると、月の満ち欠けが人間の体調の

変化にも影響を及ぼしているかもしれません。

水分=陰に影響を与える月は「陰を主る」と言えますね。


昔から、出産は満月の日が多いと言われています。

月の引力は、新月と満月のときに最大になり(大潮)、半月( 上弦の月、下弦の月)の

ときは力を打ち消し合って最小になります(小潮)。

現代は医療の進歩で計画出産や無痛分娩、帝王切開なども増え、必ずしも満月の日に

出産が集中するわけではないようですが、 自然に沿って生きていた時代は、出産も月の

影響を受けていたと考えられますね。


カレンダーがなかった時代、人々は太陽や月の動きをもとに田植えや種まき、収穫など

をしていました。お月見は収穫を祝う、感謝する日でもあります。

明日の夜はススキとお団子をかざって、お月見を楽しんでみてはいかかでしょうか。

晴れるといいですね!

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いつもお読みいただきありがとうございます。

もうすぐ秋分の日です。今週は祝日も多いので、自然の中へ出かけるのもよいですね。

閉塞感のある状況が続いていますが、ぜひ爽やかな秋の風を感じてみてください。

次回もお楽しみに!

漢方養生アドバイザー ®  吉澤茜


【9月の養生(2)オススメの食材とツボ】9/13配信メルマガ#11

「実りの秋」という言葉がありますが、秋は様々な穀物や果物が収穫の時期を迎え、

これから美味しいものがたくさん出てきますね。

今は栽培技術や保存方法も進歩し、スーパーには一年中季節に関係なく商品が並んで

いますが、やはり「身土不二」、その土地で採れた旬のものをいただくのがカラダに

良いと昔から考えられています。


夏の暑さ(陽気)、また、たくさん汗をかくことによって、カラダは水分や潤いを失い

渇いています。

そしてこれからはだんだんと秋になり、乾燥の季節へと変わります。

「外因は内因を通じて発症する」と言いますね。

カラダの内側が乾燥していたら、外気の湿度が下がって乾燥してきたときに影響を受け

やすくなってしまいます。早めにカラダの陰(潤い・水分)を補っておきましょう。


〈陰を補う食材〉

山芋、蓮根、白キクラゲ、百合根、白ゴマ、梨、りんご、いちじく、桃、柿、バナナ、

トマト、オクラ、豆乳、豆腐、海藻類、葛、はちみつ、落花生、 銀杏、卵、豚肉 など


また、暑さや汗をかくことで、水分と一緒に「気」も消耗しています。

夏の疲れが残っていると感じる人、先日のメルマガでお伝えしたような夏バテや秋バテ

の症状がある人は、疲労を回復させ、気を補う食材も摂ると良いでしょう。


〈気を補う食材〉

穀類、芋類、肉類、とうもろこし、大豆、枝豆、さやいんげん、かぼちゃ、椎茸、桃、

ぶどう、さくらんぼ、ナツメ、栗、あじ、いわし、うなぎ、たこ、かつお、エビ など


夏の間に冷たいものをたくさん摂ってしまった、食べ過ぎが続いている、胃腸が疲れて

いると感じる人は、まずは胃腸を整えましょう。せっかくカラダに良いものを食べても、

胃腸の働き(脾胃)が弱っていたらきちんと消化吸収されません。

脾胃は気・血を生み出す源です。秋に向けて、しっかり整えておきたいところです。


〈脾胃を良くする食材〉

自然の甘味のあるものや黄色いもの(米、粟、黍、とうもろこし、かぼちゃ、キャベツ、

玉ねぎ、白菜、さつまいも、栗、ナツメ、カリフラワー、ブロッコリー など)

※ 砂糖たっぷりの甘いお菓子や飲み物は良くないので気をつけましょう。


脾胃は冷えと湿気を嫌います。秋の初めはまだ暑いですが、温度が冷たいものではなく、

寒涼性の食材をうまく取り入れて涼しくなりましょう。


最後にオススメのツボを紹介したいと思います。

・ 足三里(あしさんり)

膝のお皿の下から指 4 本分下(脛の外側)にあるツボです。気持ちが良い程度に指で

押したり、お灸をのせても良いですね。胃腸だけでなく全身の様々なトラブルを解消

してくれる万能ツボです。


・ 中脘(ちゅうかん)

お臍から指幅4本分ぐらい上、お臍とみぞおちのちょうど中間ぐらいにあるツボです。

強く押すと気持ち悪くなってしまったりするので、指 4 本全体で円を描くようにもみ

ほぐす感じで刺激すると、指 1 本よりあたりが柔らかくていいようです。冷えている

人はカイロで温めるのも気持ちが良いですよ。


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お読みいただきありがとうございました。

ツボの場所は、インターネットで検索すると分かりやすい説明が載っていますので 、

見てみてください。

オススメの食材を使った簡単オススメレシピなどがあれば、ぜひシェアしてください♪

メルマガでご紹介させていただきます。

それでは次回もお楽しみに!


漢方養生アドバイザー ®  吉澤茜

【9月の養生(1)その症状、秋バテかも?】9/6配信メルマガ#10

9 月に入り、急に気温が下がりましたね。ここ最近は雨続きで、太陽が恋しくなります。

皆さん体調を崩していませんか?

日もだんだんと短くなり、秋の風を感じ、季節の移り変わりを感じます。


夏の蒸し暑さとは打って変わって、秋は気温も湿度も下がり、爽やかで過ごしやすい

季節です。

しかし、近年は「秋バテ」なんていう言葉も耳にします。( Wikipedia にもちゃんと説明

が載っていました!もう市民権を得た言葉なのですね)

夏の疲れを引きずってしまうことに加え、季節の変わり目は気温や気圧の変化も大きく、

自律神経が乱れ、倦怠感、めまい、食欲不振、胃もたれ、下痢、 頭痛、不眠など様々な

症状が現れます。夏に胃腸に負担をかけてしまったことも原因のひとつでしょう。

ここでしっかり体調を整えて、爽やかな季節を元気に楽しく過ごしたいですね。


自律神経には交感神経と副交感神経があり、その都度お互いにバランスを取りながら

カラダの様々な機能を支えてくれています。

また、自律神経には一日の適正なリズムがあり、日中は交感神経をしっかり優位にして

活動し、夕方からは徐々に副交感神経を優位にし、夜はぐっすり眠ってカラダを休める。

この一日のリズムを、しっかりメリハリをつけて作ることが、漢方養生学®ではとても

大切であると伝えています。

気温や気圧の変化の影響を受けやすくバランスを崩しやすいのは、気が低く、自律神経

のリズムがしっかり出来ていないからかもしれません。

西洋医学では、自律神経は自分ではコントロールできないものとされていますが、漢方

養生学®を学ぶと、自律神経をある程度自分でコントロールできるようになります。


まずは朝起きたら朝日を浴びて、朝食の前に少しカラダを動かしましょう。午前中、

特に朝の時間にカラダを動かすことで、交感神経がグッと優位に活動的になります。

漢方養生では朝の散歩をオススメしています。散歩が難しい方は、ベランダや庭に出て

太陽の光を浴びたり、軽くストレッチなどをしたりするだけでも全然違います。

朝食の前にカラダを動かすことで眠っていた内臓も動き出して消化 も良くなり、食べた

ものがエネルギーに変わりやすくなります。


朝なかなか起きられない、朝からカラダを動かすなんて無理! という方は、睡眠の質が

良くないのかもしれません。その大きな原因のひとつが、夜の過食です。

仕事が終わるのが遅くて夕飯の時間も遅くなってしまう、一日三食の中で夕食に一番

手の込んだ料理を作りしっかり食べる、という方が多いかもしれません。

しかし、高カロリーなもの、肉や油もの、カラダに熱を与えるもの等を夕食に食べて

しまうと消化に時間がかかりますし、交感神経がたかぶります。すると副交感神経が

うまく働かず眠りが浅くなってしまいます。血液はドロドロ、睡眠の質も低下、良い

ことはほとんどありません。

朝すっきり起きられない、寝てもあまり疲れが取れないという方は、夕食を見直して

みてください。消化がよくカラダに優しいものを少量食べて、質の良い睡眠を取り

ましょう。

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お読みいただきありがとうございました。

健康のためには、自律神経のリズムとバランスを適正に保つことが欠かせません!

漢方養生学®で一番大切なところです。

次回はこの時期にオススメの食材などについてお伝えしたいと思い ます。

お楽しみに!

漢方養生アドバイザー ®  吉澤茜