【4月の養生(4)『大人達への失望』 】4/25配信メルマガ#41

一昨日の土曜日、日野市の高幡不動駅近くで、丸本大仁(まるもと はるひと)くんの

お話会があり、参加してきました。

丸本大仁くん、ご存知ですか?

コロナ騒動のおかしさに気付き、ノーワクチン、ノーマスクなどの活動をしている仲間

たちの間ではかなりの有名人ですが、ほとんどの方が初めて聞くお名前ではないかと

思います。

ハルヒトくんは、こないだの3月に中学を卒業したばかりの15歳の青年です。

中学在学中に『大人達への失望』という本を執筆し、出版されました。

中1の終わり頃にコロナ騒動が始まり、休校措置を挟んで中2に進級、6月に学校が

再開されるとマスクを強要されました。ハルヒトくんはかなり初期からテレビ報道の

おかしさに気付いており、マスクを強要してくる先生方に対してレポートをまとめて

提出しました。英語、数学、理科、社会、それぞれの専門性を活かして、どうしてこの

コロナ騒動を考えないのか。政治との関連性、ウィルスと細菌の違い、マスクの効果、

インフルエンザとの数字の比較、英語が得意なら海外の論文を原文のまま読めるかも

しれない。こういうことを授業で取り上げてみんなで考えてみたらいい。コロナのこと

だけでなく、歴史を調べ見てみると学べることがたくさんある。

しかし先生方はハルヒトくんのレポートに回答するでもなく放置。きっと答えられな

かったのでしょう。

それならこのレポートを同級生にコピーして配っていいかと聞いたら、上の言っている

ことと違うからそれはできないと言われたそうです。ひどすぎる!!

ふた言目には「マニュアルに沿って…」と言うばかりで自分の頭で考えない教師から

学ぶことは何もないと思い、ハルヒトくんは自ら学校をやめました。捨てました。

その他の様々な出来事や、たくさんのすばらしい大人との出会い、ハルヒトくんの考え

などはぜひ本書を手にとっていただきたいのですが、本当に14~15歳でよくここまで

調べ、考え、行動できるなぁ!と感動すらしました。

昨日のお話会も、自分でパソコンで資料を作り、原稿もなしで、理論的にかつ誰にでも

分かりやすく面白く話してくれました。本当に素晴らしかったです。

私も、学校での子どもたちへのマスクの強要を見ていて虐待だと感じています。

マスクは有害だと警鐘を鳴らしている医師もたくさんいます。

「主体的に考えられる子になって欲しい」と言う割に、先生自身は上に従っている人

ばかり。文科省や教育委員会から出されている「衛生管理マニュアル」に従うことが

最も大事なことになっています。

テレビや新聞で言っているから、偉い専門家が言っているから、皆がやっているから、

ではなく、自分で考えて調べて行動したいものです。

特に日本人は協調性、右に倣え、上に従う、同調圧力などが強い国民ですので、常に

自分で考えて調べてみないとあっという間に流されます。

自分も今回のコロナ騒動で多くのことに気付けました。たくさんの出会いもありました。

いま世の中で起こっていること、俯瞰して広い視野で見てみると様々なことが繋がって

います。

すべて善悪では片付けられないですが、とにかく子どもたち孫たちへと繋いでいける

ように、自分ができることをやっていこうと思います。

◎大人達への失望 -僕は中学校へ通うのをやめた-

  丸本大仁 著 ヒカルランド(2022年2月発売)

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お読みいただきありがとうございました。

今週は養生の話ではありませんでしたが、素晴らしいお話が聴けたのでシェアさせて

いただきました。

私は最近、ノーマスクで過ごしています。気温も上がってきて暑いですしね。

電車に乗ってもお店に入っても、ほとんど誰にも何も言われません。

でも子どもたちは暑くても外すことを許されない。おかしいです。

もうマスク生活3年目。ほぼ100%の人がマスクをしているのに感染が収まっていない

ということは、マスクに効果がないということの証明ですね。

そもそもウィルスをゼロにすることはできませんが…

と、いろいろ言い始めるとまた長くなってしまうので(笑)、今日はこの辺で。

漢方養生アドバイザー® 吉澤茜

2022年4月19日(火)4月の漢方養生塾開催しました!

今回の養生塾では、養生に活かす漢方茶ということで、

お茶として楽しめる生薬を紹介しました。

生薬の爽やかな香りがただよっていました。

参加者の皆さん、ご自宅で漢方茶を楽しんでいただけたかなぁ。


帰り道、八重桜がまだ咲いていました。

春は体調が良ければ、とても心地の良い季節です。

身近にある自然に触れながら、春を満喫していきたいですね♪


   🍵 本日の漢方茶 🍵

【4月の養生(3)逍遙、発散できていますか? 】4/18配信メルマガ#40

自律神経をコントロールしている「肝」はストレスに弱いので、ストレスを溜め込ま

ないように、春は特に「逍遙」としましょうと毎週お伝えしています。

「肝は逍遙を好む」ですね。

皆さんはお休みの日、どんな風に過ごしていますか?


女性のストレス解消法でよく聞くもののひとつに、

「友達とおしゃべりしながら、美味しいものを食べたり飲んだりする!」

というのがあると思うのですが、皆さんいかがですか?

たしかに楽しくて、心が満たされますよね♪美味しいものを食べると幸せな氣持ちに

なりますし、氣のおけない仲間や友人とのおしゃべりは盛り上がって楽しいので私も

大好きです。

また他には、家でのんびり過ごす、平日の睡眠不足を取り戻すためにたくさん寝る、

エステやマッサージなどに行って日頃のカラダの疲れを癒す、などもよく聞きます。

でもこれ、本当に「逍遥」になっているのでしょうか?


おしゃべりしながら美味しいものを食べるというのは、心にとっては癒しになるかも

しれませんが、ずっと座っているだけなので、カラダにとっては全く発散になりません。

そしてたくさん食べたり飲んだリすることで、余計に胃腸や内臓に負担がかかったり、

巡りが悪くなって滞りを生む原因になるかもしれません。

また、たくさん寝たはずなのに、エステやマッサージに行って癒されたはずなのに、

疲れが取れていない、という経験もありませんか。

これはどちらも、自律神経が癒されていないことが原因です。


自律神経は、もう皆さんご存知だと思いますが、眠っている間も24時間365日休む

ことなく働き続けてくれている、生命を維持するために必要な機能ですね。

心臓を動かしたり、血圧や血糖値を調節したり、呼吸をしたり、他にも胃腸の働きや

体温調節なども自律神経の働きによるものです。

自律神経は、生まれた時から働いている、最も動物的な機能と言えます。

人間は高等動物として、成長する過程で様々な知識や社会性を身につけていきます。

脳の前頭前野が発達すると、動物的要素が減少していきます。

社会性や人間性を維持する傾向が強くなるとストレスとなり、自律神経の失調が起こり、

精神的にも肉体的にも様々な不調や症状が現れます。(野生動物には、自律神経失調は

起こりません。)


これを改善するには、自律神経を癒すことが重要です。

では、自律神経を癒すにはどうしたらよいでしょう。

それはずばり、野生動物に戻ることです。


海へ行く、山へ行く、魚をとる、野草をとる、自然の中でカラダを動かす、相手と戦う

スポーツをする(ただし集団で社会性を要求されるものは避ける)など、自然に接して

動物的な行動や環境で過ごすことで自律神経を解放し、癒すことができます。

このような逍遙法が自律神経のリズムとバランスを整え、様々なストレスを抱える

現代人が元氣を取り戻すのに必要です。

自律神経が整うと、ごはんも美味しくなり、仕事や学校に行くのも前向きな氣持ちに

なり、自分の能力が十分に発揮できるようになり、毎日が楽しく過ごせるようになり

ます。

日々疲れている方はいま一度、ご自身の逍遙法について考えてみてくださいね。


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今週もお読みいただきありがとうございました。

日本人、現代人は真面目な人が多く、毎日遅くまで仕事や勉強をしている人も多いです。

肝のために遊びましょう!と言っても、遊び方がわからない、趣味がない、何をやったら

良いか分からない、という人も意外とたくさんいます。

毎日忙しくて…という方も、昔好きだったことや楽しいと感じたことをぜひ思い出して

みてください。

できれば家にこもってすることじゃなくて、外に出てやれることだといいですね。

自律神経を解放し癒すことが逍遙ですよ。


漢方養生アドバイザー® 吉澤茜

【4月の養生(2) 五月病にならないように】4/11配信メルマガ#39

初夏のような陽気が続いていますね。

3週間前には雪が降っていたのに、もう半袖で過ごせるぐらいです。

夏至に向かって太陽はますます高くなり、力強く照りつけます。

自然界の氣はどんどん上がっていきますが、皆さんの氣はどうですか?

自然界の氣についていっていますか?


現代人はやはり氣が低い人が多いです。

デスクワークやリモートワークで一日中ほぼ室内で過ごす人も多いでしょうし、

意識して運動したりカラダを動かしたりしないと、すぐに運動不足になります。

太陽がどんどん高くなりエネルギーも増していくのに、自分の氣が低いままだと

自然界の氣とのギャップから、余計に外に出るのがしんどくなってしまいます。


五月病とは、

新年度から約1ヶ月が経過し、新しい環境で緊張が続いたり頑張りすぎたりして、

疲労やストレスが溜まりゴールデンウィーク明け頃に現れる、なんとなく体調が悪い、

学校や会社に行きたくない、やる気が出ない、などの軽いうつ症状のことです。

以前は若い新社会人に多く見られていましたが、現在は中高年の人にも増加しています。

これは現代人の氣の低さが原因です。


そうならないためにも、今のうちからしっかり太陽の光を浴び、カラダを動かして氣を

上げていきましょう。

休みの日は家でのんびり過ごすのもたまには良いですが、天気の良い日はどんどん外へ、

自然の中へ出かけていきましょう。

自然界の氣が旺盛になるにつれ、私たち人間の氣も上げていく。

これが五月病にならないための秘訣です。


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今週もお読みいただきありがとうございました。

昔に比べ、小さいうちからメガネをかけている子が多いように感じます。

2年2ヶ月前からコロナ禍に突入し、2年前の初めての緊急事態宣言後は、メガネ屋

さんがとても混んでいたという話を聞きました。視力が低下し新しくメガネを作る人、

度が合わなくなって作り直す人がとても増えたようです。

「肝は目に開竅する」と言い、五行では目は肝と繋がっていると考えられています。

ストレスや制限が多く、様々なことが自由にできないと肝に負担がかかり、目にも症状

が現れます。

ちゃんとストレス発散して、たまには自然の中で遠くの景色をのんびり眺めるなど、

意識してみてくださいね。

漢方養生アドバイザー® 吉澤茜

【4月の養生(1)春の養生】4/4配信メルマガ#38

先日、子どもたちと昭和記念公園に行ってきました。

たくさんの満開の桜は圧巻!

とても見応えがあり、他にもチューリップやスイセン、パンジー、ムスカリ等々、

様々な春の花が公園を彩っていました。

まさに陰から陽へ、すべての動植物が目覚め活動を始め、エネルギーを「内側に満たす」

から「外側へ発散」していく季節ですね。

外気がエネルギーに満ち溢れているように感じます。


しかし花粉もかなり浴びてしまったようで、途中から鼻水がひどかったです(苦笑)。

この日は気温が低く、強い北風も吹いていたので、冷えてしまったのかもしれません。

花粉症の養生の回でもお伝えしましたが、春先は寒暖差が大きく、冬のように寒い日も

突然やってくるので、冷えには気をつけないとならないですね。

公園の売店では、すでにかき氷が売っていました!

さすがにまだかき氷の季節ではないでしょう!と心の中でツッコミましたが、買って

いる人もちらほら見かけました。見ている方が寒くなります。

かき氷まではいかなくても、〇〇フラペチーノや氷入りの飲み物などを一年中飲んで

いる人もよく見かけますので、カラダの内側からも外側からも冷やさないように気を

つけましょう。


4月に入り、入学、就職、異動、引越など、新生活が始まった方もいるかもしれません。

環境の変化というのは、思っている以上に心身ともにストレスを与えます。

自律神経を調節している「肝」はストレスの影響を最も受けます。

「肝」は五行でいうと「木」の仲間です。

「木」の特徴的な性質は、昇発、条達、伸びやか。

肝は木のようにすくすくと上下に自由に伸びやかであることを好みます。

ですから制限があったり、押さえつけられたり、強いストレスを感じたりすると、肝の

疏泄機能がスムーズにいかなくなり、様々な症状があらわれます。

自律神経というのは、全身の心身の働きを調節していますから、肝がダメージを受ける

とあらゆる不調が現れる可能性があります。

しかし病院に行っても検査値に異常が現れなかったり、原因不明と言われたり、すぐに

解決しないこともしばしば。


「肝」にとって一番の薬は「逍遙とすること」、のんびり伸び伸び遊ぶことです。

休みの日には自然の中へ出かけていって、心もカラダもゆったりと伸びやかに過ごし

ましょう。たまにはスマホをオフにすることも必要かもしれません。

予定を詰め込みすぎず、時間にもゆとりを持つ。

服装も髪型も、きっちりタイトなものではなく、ゆったりしたものにする。

香りは気の巡りを良くしてくれますので、アロマやお香などで好きな香りを楽しんだり、

香りの良いハーブティーを飲むのもオススメです。

新年度は慌ただしいですが、そんなときこそゆとりを大切にしましょう。


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お読みいただきありがとうございました。

自分自身は新年度になったからと言って特に生活に変化はないのですが、子どもたちの

進級、クラス替え、保護者会、家庭訪問などで、親の自分も落ち着かなくなります。

あとは新年度にもらってくる山のようなプリントや提出物に毎年溺れます(笑)。

新しい先生やクラスメイトに馴染むまで、子どもたち自身も気を遣って疲れたり、少し

不安定になったりしますので、そういう点でも気を遣います。

逍遙とすること、ゆとりを持つこと、私自身も意識して過ごしていきたいと思います。

漢方養生アドバイザー® 吉澤茜

2022.4.3 漢方養生と宮廷料理を楽しむ会

春は自律神経と関わりの深い「肝」の季節です。肝の気血(陰陽)のバランスを整えることが

春の養生では大切です。

気が足りないと、鬱やアレルギー、喘息などの症状が出たり、気が多すぎると湿疹やものもらいといった

症状が出ます。

肝がしっかり機能するためには、ストレスを溜めずに逍遥とすることが必要です。

花々が咲き乱れる春、自然の中で思いっきり遊んで気を上げていきましょう♪

山岡シェフ、久しぶりに8時間煮込むスープを作って緊張されたとのこと。
春は気血のバランスを整えることが大事だよ~。

前菜(ナスと椎茸のピリ辛炒め アオリイカの中華豆腐よう和え 豚蹄(豚肉の煮凝り)ピリ辛鶏 マコモダケのスパイス衣和え)

車海老のニンニクソース

スズキの甘酢パスタ

コーンスープ

マンゴープリン