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漢方養生学とは

東洋医学では、中国の伝承医学「中医学」が日本に伝えられたあと、日本で独自に発達したものを「漢方医学」と呼んでいます。
「漢方」とは、漢方薬(薬草)だけを意味するわけではないのです。

また、「養生」(ようじょう)とは、病気にならないための食事・運動・休息・睡眠の方法で、先人の知恵と経験に基づく生活法・健康法のことをいいます。つまり、「漢方養生」とは「漢方医学」をベースにしながら、「昔の人の知恵と経験が存分に活かされた、日本型の健康法」というわけです。

 

早寝早起きや、バランスのとれた食生活に、適度な運動が健康によいことは誰もが知っています。しかし、現代の多忙な生活環境や職業によっては、健康的な生活など「無理がある」、また「わかっていてもできない」ことも多いのではないでしょうか。そんな忙しい毎日でも、「どうしたら健康になれるのか」を考えたのが、この「漢方養生学」です。

 

日本の「漢方医学」は、3世紀頃に朝鮮半島を経て伝えられた、中国の伝統医学「中医学」が、その後、日本で独自に発達し伝承されてきたものです。

その昔、武家では家ごとにお抱えの医者がおり、長年の経験から、家系特有の体質に合った対処法や養生法が確立されていました。
しかし戦国時代にその方法が外に漏れると、戦の勝敗にも影響しかねないという理由から、養生の方法は書物などには残されず、門外不出のまま親から子へと、ひっそりと伝承されました。

「自分の家では冬になると、おばあさんが毎年○○を作って、冬の間の保存食としていた」--などという生活の知恵も、実はその家に伝わる養生法の名残かもしれません。

 ひとことに「風邪」といっても、寒気がしてサラサラした鼻水が出る状態なのか、それとも熱っぽく口の中が乾いて喉が痛い状態なのか、症状によって適切な対処方法や食事が、まったく違うことをご存知でしょうか?
 
例えば、昔からお馴染みの「葛根湯」は、身体を温め、強い発汗作用があるので、寒気がする風邪の初期症状にはよく効きますが、熱っぽく喉が痛む状態では、飲むとますます熱が上がり、かえって症状を悪化させてしまいます。
 
また、普段口にする食物にも効能が期待できるものがあります。寒気がするときは、身体を温める性格のショウガやネギなどを摂り、すでに熱っぽいときは、身体の熱を冷ます性格の大根などを摂っていれば、むやみに薬を飲まなくても症状は改善されます。 
 
人にも性格があるように、食物や薬もそれぞれの性格を持っています。そして人は、両親から受け継いだ体質もみな違うので、最適な対処法は人によって少しずつ違うわけです。