【6月の養生(2)牛乳神話崩壊③】6/13配信メルマガ#48

さて、牛乳の話も3回目となりますが、今週も引き続き、牛乳がカラダへ与える影響に

ついて書いていきたいと思います。


現在、日本のほとんどの牧場で行われているような近代酪農で、牛たちがどんな餌を

与えられているか、考えたことがありますか。

前にも書きましたが、牛は本来、自然の草を食べる動物です。

しかし、栄養の多い穀物の餌を与えた方が、たくさんの牛乳を作ることが出来るので、

トウモロコシや大麦、小麦、大豆などの飼料が与えられます。そして、穀物だけでは

必要な栄養分(ビタミンやミネラルなど)が不足してしまうため、人工的に栄養を加えた

配合飼料に、さらに病気にならないために抗生物質なども加えられています。

また、与えられる穀物も遺伝子組み換えのものだったり、農薬や化学肥料がたっぷり

使われていたり…


我が子に母乳を飲ませたことのある方は思い出してみてください。

授乳中に自分が薬を飲むとき、とても気を遣いませんでしたか?

母親が飲んだ薬は母乳に移行します。

食べるものにも気を付けたのではないでしょうか。

母乳は母親の血液から作られます。母親が食べたものが母乳の材料になりますよね。

牛乳も当然同じです。

牛が食べたもの、与えられた薬が、牛乳に出てきているということです。


また、ホルモン剤の投与や妊娠中の牛からの搾乳によって、牛乳には様々なホルモンが

混ざって含まれています。

それらは乳がんや卵巣がん、前立腺がんなどの、生殖器系の病気のリスクを高める原因

となります。


他にも牛乳にはカゼインというタンパク質が多く含まれていますが、カゼインは胃腸に

非常に負担をかけ、消化管でスムーズに処理されず、がんやアレルギーの原因となって

いると言われています。


さぁ、ここまで、牛乳に関する様々な事実をお伝えしてきましたが、これらを知った

上で牛乳、乳製品を摂っていますか?知ってもなお、飲みたいと思いますか?

私は、知れば知るほど、健康のためには飲むものではないな、と思いました。


数少ないですが、中には自然な酪農を行っている牧場もあります。

しかしそういうところで作られている牛乳は大量生産できないですし、値段もとても

高いです。毎日なんてとても飲めません。だから、嗜好品だと思うのです。

子牛のための牛乳を、人間が分けていただく。これを忘れてはいけないと思います。


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お読みいただきありがとうございました。

3週に渡って牛乳のことをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

ご存じないこともあったのではないかと思います。

子どものころから当たり前のように教え込まれてきたことが、実は全く違っていた、

というのは他にもたくさんあります。

「常識を疑う」「人の言うことを鵜吞みにせず、自分で調べる」

これは、今の世を生きていく上で、本当に大事なことだと思います。

テレビの言うことをそのまま全部信じていてはダメだということがよく分かります。

漢方養生アドバイザー® 吉澤茜

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