設立主旨

日本には沢山の世界に誇るべき文化があります。
また、その文化には昔から薬や医者に頼らずして健康を守る智恵が込められています。高齢化が進む今こそ、昔を振り返りお年寄りから智恵を受継ぐ大切なときだと言えます。
お腹が痛いときにおばあちゃんにお腹をさすってもらうと不思議と落ち着いたあの感覚を、今どのようにしてこの日本で伝えていけばよいのでしょうか?


私たちは、核家族化、少子高齢化が進む今、代々綿々とと受け継がれてきた日本型養生である「漢方養生」を伝承していきます。
NPO法人東西予防医学研究所では「ほっと安心できる町づくり」を住民の健康増進と共に進めていきます。

中国には、二千年も前から受継がれてきている考えで「未病」というものがあります。これは、未だ病気とはいえないが病気に向かっている状態を指します。
現代では、どこか具合が良くないけれど検査結果では何も現れなかった時や、自覚症状はないけれど検査結果で異常値が現れた場合に「未病」であると考えられています。
この「未病」にならないようにするには、生活習慣に気をつける即ち「養生」することが基本となります。「養生」というと病後や虚弱な方を想像することが多いかもしれませんが、本来は誰しもが日常生活で未病にならないようにすることをいうのです。

NPO法人東西予防医学研究所では、今を生きる日本に住む人に漢方養生学を「未病予防」に役立てていただけるように活動をします。
現代の未病や半健康をなくし、健康の保持・向上を目指し、家族、学校、地域社会、国が身体的、精神的に豊かで元気になるように、漢方養生を学び実践できる場を作っていくのが目標です。