【1月の養生(3)夫を早死させる10箇条】1/24配信メルマガ#28

ちょっと、というか、かなりびっくりするこのタイトル。

なんとも衝撃的ですよね!!笑

皆さん聞いたことありますか?

これは、ハーバード大学(栄養学教室)のメイヤー教授が1974年に発表したものだ

そうです。


「気楽な未亡人になりたい人のための、亭主を早死させる10箇条」

①   夫をうんと太らせましょう

②   夫をいつも座らせておきましょう

③   飽和脂肪酸(動物性脂肪)をたっぷり食べさせましょう

④   塩分の多い食事を出しましょう

⑤   コーヒーをたくさん飲ませましょう

⑥   お酒をどんどん勧めましょう

⑦   たばこを切らさないようにしましょう

⑧   夫に休暇を与えてはいけません

⑨   夜ふかしさせて睡眠不足にしましょう

⑩   いつも口うるさく文句を言ってストレスを与え続けましょう


以上10か条です。

なかなかすごいですね(笑)

実際これをやったら、未亡人になるより、夫の介護生活が待っていそうですが…(苦笑)


当然これはアメリカのブラックジョークで、健康でいたければこれと逆のことを

しましょう、ということですね。

50年近く経った今でも当てはまりますし、養生に通じるものばかりです。


実際、現代はデスクワークの方が多いですし、ここ2年ぐらいはリモートワークの方も

増えました。

コロナ禍で家からあまり出なくなり運動量・活動量が激減したとか、それでも食べる量

は減っていない、むしろ増えた、体重も増えた、という方も多いと思います。

そしてマスク生活、人との距離、行動制限、経済的な問題、感染症や病気への不安等々、

様々な不安やストレスも増えたのではないでしょうか。

ジョークでは済まされないですね。


「健康は習慣で作られる」と思います。

心当たりのある方は、生活習慣、食生活を見直してみましょう。

漢方養生アドバイザーの方は、ぜひ大切な人にアドバイスしてあげてくださいね。


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お読みいただきありがとうございました。

この「夫を早死させる10箇条」は、先週お伝えした「漢方養生訓8箇条」と

真逆のことですね。

笑顔のたえない、楽しく幸福な人生を過ごすためには、養生が欠かせません。

健康だと気持ちも前向きになり、楽しく行動できますよね!

そんな仲間が増えたら嬉しいです。

漢方養生アドバイザー® 吉澤茜

【1月の養生(2)漢方養生訓】1/17配信メルマガ#27

漢方養生訓、ご存知ですか?

初めて耳にする方もいらっしゃると思いますので、ご紹介しますね。


一、 夜の過食はするべからず

一、 朝は必ず食べるべし

一、 肉、あぶらものは昼までに食べるべし

一、 食事は食べ物の性質をよく知り、バランスを考えるべし

一、 自分や家族の状態に合った食事をとるべし

一、 薬味をうまく使うべし

一、 自然の中で発散するべし

一、 先人の知恵と経験から学ぶべし


以上8か条になります。

ではひとつずつ見ていきましょう。


◎夜の過食はするべからず

夕食や夜の時間帯に食べ過ぎると、カラダが熱を持ち興奮状態になるので、スムーズに

眠りに入りにくくなり、また睡眠も浅くなってしまいます。

肉や揚げ物などの高カロリーなものや消化に時間のかかるものは、特によくありません。

夕食はカラダの熱を冷まして潤してくれるような食材を中心に、量も少なめにしておき

ましょう。


◎朝は必ず食べるべし

自律神経のリズムを考えると、朝起きると交感神経がぐっと優位になって、朝~昼に

かけてはいちばん活動的になります。エネルギー不足にならないように朝食を摂り

ましょう。朝食を抜くとカラダも目覚めません。

できれば少しカラダを動かして氣を上げてから食べると良いでしょう。

朝はパンよりも、氣を上げてくれるお米がオススメです。


◎肉、あぶらものは昼までに食べるべし

一日の中で最も消化力が高いのは昼です。肉やあぶらものなどの消化に時間のかかる

ものは昼食のときに食べましょう。夜に食べるのはなるべく控えましょう。


◎食事は食べ物の性質をよく知り、バランスを考えるべし

自然界の食物には、五味・五性があります。その性質を知りバランス良く取り入れ

ましょう。偏った味や性質のものばかり食べていると、次第にカラダのバランスも

崩れてしまいます。


◎自分や家族の状態に合った食事をとるべし

同じ家族でもそれぞれ、年齢、性別、体質、体格、活動量など違うと思います。

また同じ人でも、その日によって体調やカラダの状態は違います。

冷えやすい人は冷飲食を避けて温めるものを摂る、熱証のときは冷ますものを食べる

など、中庸になるように常に相対的に考えましょう。


◎薬味をうまく使うべし

例えばカラダを冷やす作用があるものを食べるとき、温める作用のある薬味を添える

ことでバランスを取り、冷やす作用を軽減することができます。

このように薬味をうまく使うことで、美味しく食べられて、さらにカラダへの負担も

減らすことができます。

冷奴にネギと生姜をのせる、うなぎに山椒をかける、天ぷらに大根おろしを添える等

先人の知恵がたくさん残っていますね。


◎自然の中で発散するべし

自律神経の調節をしている「肝」は、伸びやかな性質があり、ストレスの影響を受け

やすく束縛を嫌います。

自律神経を癒やし、解放してあげるには「逍遥」とすることが大切です。

ときには自然の中に出かけて、ゆったり、のんびり、自由に、伸びやかに、楽しく発散

する時間を作りましょう。


◎先人の知恵と経験から学ぶべし

昔の人が当たり前にやってきたことの中に、現代を元気に生きるヒントがたくさんあり

ます。文明が発達し、便利な世の中になればなるほど、病人が増えているのもまた事実

ではないでしょうか。

漢方養生は知識を身につけることが目的ではなく、養生の知恵を生活に取り入れ、実践

していかないと意味がありません。

まずはひとつから実践し、カラダの変化を感じてみませんか?


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今週もお読みいただきありがとうございました。

漢方養生訓、いかかでしたでしょうか?

すでに実践されている方もたくさんいらっしゃると思います。

これからという方は、まずは意識して生活し、ぜひできそうなところからひとつずつ

実践してみてくださいね!

漢方養生アドバイザー® 吉澤茜

第5回子どものための★家庭でできる薬膳教室★ZOOM開催しました!2021年12月22日(水)

漢方養生学®を学び、実践することで子どもの体がどういう状態になのかを把握することができ、

体調の変化に対処することができます。

食べ物などで日ごろから体調を整えておくことで病院や薬に頼らずにすることが可能です♪

画像はイメージになります

【11月の養生(2)常在菌を大切に】11/8配信メルマガ#19

先週の皮膚と免疫力の話からもうひとつ、今週は免疫力を考える上でとても大切な

「常在菌」についてお伝えしたいと思います。


もともと日本人はキレイ好きな人が多く、抗菌・除菌・消臭・消毒などの様々な製品が

広く普及し使われていたと思います。

そして新型コロナウィルス騒動が始まってからは、さらに拍車をかけ、何でもかんでも

消毒、除菌しまくっているのが現状です。

細菌やウィルスは目に見えないものですし、たしかに不安ですよね。

お店や施設に出入りするたびに手指にシュッと消毒液を吹きかけて擦り込む、買い物

かごやカートの持ち手も消毒液を染み込ませたペーパーなどで毎回毎回よく拭きとる、

飲食店ではお客さんが入れ替わるたびにテーブルや椅子などを消毒する、こんな光景が

今ではどこへ行っても当たり前に見られます。

皆さん、そんなに一日に何度も消毒して、手が荒れませんか?


本来、身のまわりのすべてのものは細菌などの微生物に覆われており、私たち人間も

多くの微生物と共存しています。外界に接する皮膚、口腔内、大腸などにはものすごい

数の微生物(常在菌や常在ウィルス)がいることが正常な状態です。

菌=病気の原因になる、汚い、不潔、ニオイ(悪臭)の原因になる、など悪いイメージが

あると思いますが、ほとんどの微生物は除菌や消毒をしなくても、カラダに悪さをする

ことはありません。

むしろ常在菌はなくてはならない存在で、人間はそれらと共生することで、正常な免疫

反応を維持しています。

花粉症や食物アレルギーを持つ人が近年、爆発的に増えているのも、この過剰な除菌

行動が原因のひとつと考えられます。


子どもの頃からできるだけたくさんの種類の微生物と触れ合って、様々な微生物を取り

込み、日頃から「免疫の訓練」をしておくことがとても大切です。

乳幼児がいろいろなものを触わり、何でも口に入れたがる時期がありますが、これは

自分のまわりの環境の微生物を取り込もうとする本能的な行動とも考えられます。

もちろん手洗いや入浴、清掃などで清潔にすることは必要ですが、昨今のような過剰な

対応は見直すべきだと思います。子どもたちが様々な微生物に触れて、免疫力を鍛え、

訓練する機会を奪ってしまっているのです。今の子どもたちがこのまま成長したら、

これから先、どうなってしまうのでしょうか。


病気にならないように、感染しないようにと、せっせと除菌・消毒することがかえって

免疫力の低下や、様々な病気を招いているという事実を知ってほしいです。

過剰な抗菌・除菌・消毒・消臭は、人体にとってだけでなく、環境にもとても悪影響を

及ぼします。ぜひ、カラダにも、自然環境にも良いものを選んで使ってくださいね。

 

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今週もお読みいただきありがとうございました。

我が家も数年前から、洗剤やシャンプー、ボディソープ等々、化学合成製品を使うのを

止め、カラダにも自然にも優しいものに変えました。すると子どもたちもほとんど体調

を崩さなくなり、とても健康になったと実感しています。常在菌を大切にすることで、

免疫力がUPする。逆に言うと、常在菌を排除しすぎると免疫力が下がってしまうと

いうことです。

日頃から過剰に除菌・消毒するのではなく、様々な微生物に触れ、常在菌(もちろん腸内

細菌も)に優しい生活を心がけましょう!

漢方養生アドバイザー® 吉澤茜

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7月漢方養生と宮廷料理の会

人間の理想の体温は36.5℃(体内38℃)ですが、体温が35℃台や34℃台なんていう人も多いのではないでしょうか。
気温の変化に対応したり、免疫機能が十分働くために理想の体温の維持がとても大切です。

これから冷たいビールがおいしく感じる季節です。冷たいものの飲食はアドレナリンが出てよけいに暑く感じてしまったり、テンションが上がって眠れなくなったりします。

冷ます性質の麦が原料のビールは、井戸水と同じ16℃くらいで飲むのがおすすめです♪

本日の宮廷

前菜(セロリ、トマト、蒸し鶏の和え物 トマトの杏酒づけ 黒酢の酢豚)

隠し味にジンを使ったエビマヨとベビーリーフとキウイのブルーベリーソース添え

紹興酒で似た広州風トンポーロー

揚げごはんの海鮮あんかけのせ

ゴーヤとレモンのゼリー

7/2(金) 特別セミナーを開催しました!

湿度の高いこの季節は外気だけでなく、体の中にも湿気が溜まりやすくなります。

湿気が体に与える影響とこの養生、またセルフケアに使えるツボを鍼灸師で漢方養生アドバイザー®の米谷先生より紹介していただきました。

食べ物が体に与える影響について小野満先生より解説していただきました。

季節にあった養生をし、湿気に負けない体づくりをしていきましょう!


6月の漢方養生塾を開催いたしました!

6月の漢方養生塾は内科医の池田和子先生をお迎えして、参加者の皆さんに質問を持って参加して

いただき、問答形式で行いました。

講義形式で一方的に聞くスタイルと違って、疑問に感じていることに対して漢方養生的な

捉え方、また西洋医学的見解などを交え参加者の皆さんと有意義な問答ができました♪

第3回子どものための★家庭でできる薬膳教室★ZOOM開催しました!

子どもは陽気の塊です。気温と湿度が高くなるこれからの季節は体の中に熱と湿気をうむ食材を控えて、

熱と湿気を出してくれる食べ物を摂ることが大切です。

また体温と気温の差が少なくなるため、食べる量を減らして消化のよいものを食べて胃腸を休める季節です。

子どもの体の状態と季節を把握し体調を整えてあげましょう♪

お料理の画像はイメージです。

6月漢方養生と宮廷料理の会

6月6日(日)漢方養生と宮廷料理を楽しむ会が開催されました。

湿度が高くなるこれからの季節の養生は、不快に感じがちな湿気を心地よく感じるようにするのがポイントです。

揚げ物や炒め物、チーズや味の濃いものや体のなかに湿や熱を生みます。極力とらないようにするか、摂る場合は昼間に食べるなどの工夫が必要です。

また朝は散歩など少しでも体を動かしてから食事を摂ることが大切です。

体を動かすことで湿をためにくい体づくりをしていきましょう♪

ε=ε=ε=ε=ヽ(* ̄∇ ̄)ノ

本日の宮廷料理です☟

前菜(トマトの杏酒漬・蒸し鶏の麻辣ソースがけ・金柑のキンモクセイ煮・

マコモダケのザーサイ和え・クラゲの和え物)

エビのワタリガニの卵ソースがけ

トンポーロー(蒸して余分な脂が落ちた豚を紹興酒で煮てあります)

漢方スープ(地鶏・キヌガサダケ・棗・花しいたけ・枸杞・朝鮮人参・甘草)

杏仁豆腐のライチのせ

漢方養生学® in 長野 ◆漢方養生アドバイザー®活動報告 ◆

漢方養生アドバイザー®の子松志乃子さんが国立信州高遠青少年自然の家で

楽健法リトリートと漢方養生の講義をされました。

参加者のひとりで体調不良を改善したいと参加された小学6年生の男の子を通し、

漢方養生の必要性を実感されたとのことです。

持参したお茶とドライフルーツで心を和ませつつ限られた時間の中で、

自律神経の整え方、季節の養生、食材の性質など

先人の知恵を学び生活することの大切さを目いっぱい講義されました。

参加者の方々と話すなかで、朝食を菓子パンで済ませている子は虫歯が多いとか

嚙みちぎる力が弱いなど最近の子どもたちの食事事情を知ることができたり、

鯨肉や脱脂粉乳を飲んでいた経験を持つ方がおられたり、

先人の知恵に興味を持ってもらった手ごたえがあったようです。

信州特産の食べ物や食べ方なども経験し、充実の時間を過ごして来られました♪