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【6月の養生(4)元氣に生きるには養生しかない! 】6/27配信メルマガ#50

現在の日本の医療費、いくらぐらいかご存じですか?

なんと年間45兆円近くになっています。

45兆円!すごい金額ですね。どこかの国の国家予算ぐらいありそうです。

新しい薬やワクチンがどんどん開発・発売され、医療技術は進歩し、最新の医療を受け

るには、そのくらい高額になるのも仕方がないのでしょうか。


実際どうですか?

皆さんの周りでは病気は減っていますか?

もちろん医学・医療の発達で、救えなかった命が救えるようになった、というのはある

かもしれません。

しかし、日本の平均寿命と健康寿命には10年近く差があり、最後の10年は病気で

つらい思いをしたり、自由に動けなかったり、看護や介護の手が必要になる人がとても

多いのが現状です。

海外ではガンが減っているのに、日本人の2人に1人がガンになると言われ、糖尿病や

高血圧などの生活習慣病の患者も増える一方です。

そしてそれにともない、使う薬も当然増えます。


薬を飲んで、糖尿病が治りますか?高血圧が治りますか?

血糖値や血圧を下げる薬を飲んで、無理やり一時的に下げているだけですよね?

中には、死ぬまで一生飲み続けなくてはならないと言われている人もいると思います。

それは薬では治らない、治せない、ということを意味しています。

医療が進歩して治せる病気が増えれば、病気は減るはずですし、こんなに医療費が

かさみ続けるということはないのではないでしょうか。


私は十数年、薬剤師として働いてきて、今の医療はおかしいのではないかと思うように

なりました。

治らない薬を患者さんに渡して、飲まなくていいと思うような薬を売って、薬剤師って

一体何だろう?この仕事、本当に必要なのかな?患者さんたちは毎月毎月薬をもらいに

来ている。それって全然治っていないということではないのかな?そんな薬を渡し続け

ている私は、患者さんのためになっているのかな?

日々働いていて、疑問はたくさん湧いてきました。

それでも、医師が処方箋を出している以上、処方箋通りに薬を出して、きちんと服用

するように指導しなくてはならない。

そんな薬局の仕事に違和感、おかしさしか感じなくなり、治らない薬を出してお給料を

もらうのが嫌になって辞めました。


生活習慣病は、名前の通り生活習慣が原因なので、生活習慣や食生活を変えない限り

治りません。薬じゃないんです。

自分の生き方が病気を作っているということに気付かない限り、病気は治りません。

たとえ治ったとしても、また繰り返したり、形を変えて現れたりします。


こんな現代を元氣に生きていくには養生しかないと思うのです。

小野満先生は40年も前にそのことに気付いて、この漢方養生学を立ち上げました。

私たちのカラダは、自分で治す力を持っています。

薬では治せないことに気付いてほしい。治すのは自分自身です。

漢方養生学がたくさんの人に届きますように。


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お読みいただきありがとうございました。

さて、このメルマガを始めて、今回で丸1年となりました。

お正月を除いて、毎週月曜日に欠かさず配信することができました。

これもひとえに、読み続けてくださった読者の皆様と、いろいろとサポートして

くださった山田先生のお陰と、心より感謝申し上げます。

来週以降はまた形を変えて、情報を発信していきたいと思いますので、これからも

どうぞよろしくお願いいたします。

(※ご意見、ご感想などいただけたら嬉しいです。お待ちしています。)

漢方養生アドバイザー® 吉澤茜

【6月の養生(3) 虫刺され、腫れやすいですか?】6/20配信メルマガ#49

気温、湿度が上がり、いよいよ蚊が増えてくる季節ですね。

蚊に刺されやすい人、あまり刺されない人、

刺されると腫れやすい人、それほど腫れない人、

様々だと思います。

皆さんはいかがですか?


我が家はふたりの男の子がいますが、兄弟で体質や食の好みが違います。

次男は「寒熱」でいうと熱(熱証)です。

陰が不足気味の陰虚タイプなので、相対的に陽が多くなります。

ですから、虫に刺されると腫れてひどくなりやすく、とびひ(伝染性膿痂疹)などにも

なりやすいです。

まさに「外因は内因を通じて発症する」ですね。


以前は、虫刺されや湿疹、汗疹などができると、掻きむしって悪化しないように、薬を

塗って症状を抑えていましたが、漢方養生学と出会い、考えが変わりました。

赤みや痒みの症状がひどくなるということは、カラダの陰陽バランスが崩れている

(この場合は熱に傾いている)というサインです。

また、不要なもの、過剰なものを外に出そうとしているデトックスでもあります。


まずは普段の食事を見直すこと。

湿・熱を生みやすい食べ物は控え、熱を冷ましてくれるものを摂る。

食べ過ぎないようにする。(余分なカロリーは控える)

症状がひどいときには、食べたいものを我慢することも必要です。

子どもたちにも、こういうものを食べたらひどくなるから、良くなるまではやめようね、

こういうものを食べたら熱を冷ましてくれるからいいよ、などと、食べ物の性質や

カラダへの影響をきちんと伝えます。

すると、だんだんと自分で食べるものを選べるようになっていきます。

自分のカラダの状態を観察し、その時に必要なものを選んで食べられるようになる。

これこそが真の食育だと思いませんか。


漢方養生学は、先人の知恵と経験をもとに、現代の生活に合わせてわかりやすく、

体系的にお伝えしているものです。

みんながこの知恵を知れば、今ほど病院や薬に頼ることなく、医療費をかなり減らせる

と思いますし、病気や不調も減ると思います。

自律神経のリズムやバランスを知り、整えることで、元氣に生き生きと日々の生活を

送れるのではないかと思います。

まずは自分、家族で実践し、周りの方へも伝えていってほしいです。

漢方養生アドバイザーをまだお持ちでない方は、ぜひ一緒に学んでいきましょう!

アドバイザーの方は、ともに活動していきましょう!

よろしくお願いします。


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今週もお読みいただきありがとうございました。

常に相対的に考える、というのはとても大切です。

環境(気温や湿度、天候など)は日々変わります。自分の体調も毎日違います。

ですから毎日同じものを同じ量食べていていいわけないですよね。

「カラダにいいと聞いたから○○を毎日摂っています」、という方がよくいます。

果たしてどうなのか、今一度考えてみる必要があるかもしれないですね。

漢方養生アドバイザー® 吉澤茜

【6月の養生(2)牛乳神話崩壊③】6/13配信メルマガ#48

さて、牛乳の話も3回目となりますが、今週も引き続き、牛乳がカラダへ与える影響に

ついて書いていきたいと思います。


現在、日本のほとんどの牧場で行われているような近代酪農で、牛たちがどんな餌を

与えられているか、考えたことがありますか。

前にも書きましたが、牛は本来、自然の草を食べる動物です。

しかし、栄養の多い穀物の餌を与えた方が、たくさんの牛乳を作ることが出来るので、

トウモロコシや大麦、小麦、大豆などの飼料が与えられます。そして、穀物だけでは

必要な栄養分(ビタミンやミネラルなど)が不足してしまうため、人工的に栄養を加えた

配合飼料に、さらに病気にならないために抗生物質なども加えられています。

また、与えられる穀物も遺伝子組み換えのものだったり、農薬や化学肥料がたっぷり

使われていたり…


我が子に母乳を飲ませたことのある方は思い出してみてください。

授乳中に自分が薬を飲むとき、とても気を遣いませんでしたか?

母親が飲んだ薬は母乳に移行します。

食べるものにも気を付けたのではないでしょうか。

母乳は母親の血液から作られます。母親が食べたものが母乳の材料になりますよね。

牛乳も当然同じです。

牛が食べたもの、与えられた薬が、牛乳に出てきているということです。


また、ホルモン剤の投与や妊娠中の牛からの搾乳によって、牛乳には様々なホルモンが

混ざって含まれています。

それらは乳がんや卵巣がん、前立腺がんなどの、生殖器系の病気のリスクを高める原因

となります。


他にも牛乳にはカゼインというタンパク質が多く含まれていますが、カゼインは胃腸に

非常に負担をかけ、消化管でスムーズに処理されず、がんやアレルギーの原因となって

いると言われています。


さぁ、ここまで、牛乳に関する様々な事実をお伝えしてきましたが、これらを知った

上で牛乳、乳製品を摂っていますか?知ってもなお、飲みたいと思いますか?

私は、知れば知るほど、健康のためには飲むものではないな、と思いました。


数少ないですが、中には自然な酪農を行っている牧場もあります。

しかしそういうところで作られている牛乳は大量生産できないですし、値段もとても

高いです。毎日なんてとても飲めません。だから、嗜好品だと思うのです。

子牛のための牛乳を、人間が分けていただく。これを忘れてはいけないと思います。


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お読みいただきありがとうございました。

3週に渡って牛乳のことをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

ご存じないこともあったのではないかと思います。

子どものころから当たり前のように教え込まれてきたことが、実は全く違っていた、

というのは他にもたくさんあります。

「常識を疑う」「人の言うことを鵜吞みにせず、自分で調べる」

これは、今の世を生きていく上で、本当に大事なことだと思います。

テレビの言うことをそのまま全部信じていてはダメだということがよく分かります。

漢方養生アドバイザー® 吉澤茜

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【6月の養生(1)牛乳神話崩壊②】6/6配信メルマガ#47

先週は、近代酪農の現実をお伝えしました。

スーパーやコンビニで大量に売られている牛乳、学校給食で毎日出されている牛乳が、

どのように作られているか、まずはそこを知ってほしいと思いました。

そして今週は、牛乳を飲み続けるとカラダにどんな影響があるのかをお伝えしたいと

思います。


牛乳を飲むとおなかが痛くなる、ゴロゴロする、下痢をする、という方はいませんか。

古くから酪農を行ってきた欧米人と比べ、日本人は牛乳や乳製品を摂る習慣がなかった

ため、乳糖不耐症の人が多いと言われています。

乳糖は、哺乳類の母乳に含まれているもので、赤ちゃんのうちは乳糖分解酵素の働きが

活発で消化できるようになっていますが、成長とともに母乳を飲まなくなると乳糖分解

酵素の働きが低下していきます。そして代わりに食事(炭水化物など)を消化する酵素の

働きが高まります。それが哺乳類にとって自然なことなのです。

大人になっても母乳(牛の母乳=牛乳)を飲み続けるのは人間だけです。(あとは人間に

飼われているペットも飲んでいるかもしれませんが…)

これはとても不自然なことですね。


カルシウムを吸収するにはマグネシウムやビタミンD3が必要です。

しかし牛乳には多くのカルシウムが含まれていますが、それに比べてマグネシウムが

非常に少なくミネラルバランスが悪いです。カルシウム:マグネシウムの比率は2:1

(1. 5~1:1という意見もある)が望ましいと言われていますが、牛乳にはカルシウム

の10分の1以下しかマグネシウムが含まれていません。

日本ではカルシウムの重要性ばかりが言われてマグネシウムの必要性はあまり言われ

ませんが、マグネシウムが少なく、カルシウムばかり摂っていると、虚血性心疾患や

メタボリックシンドローム、骨粗鬆症になりやすいと言われていますので、その点も

注意が必要です。


また、リンの多量摂取はカルシウムの吸収を阻害します。

牛乳にはリンが比較的多く含まれている上に、現代の食生活では加工食品や冷凍食品、

清涼飲料水、スナック菓子など、様々なものにリンが含まれ、過剰に摂取している人が

多いのが現状です。

カルシウムの摂取を牛乳だけに頼っていると、逆にカルシウム不足になるおそれもあり

ます。


世界の中でも乳製品を多く摂取するアメリカや北欧の国で骨粗鬆症の発症率が最も

高いほか、日本の研究でも、牛乳やチーズ、ヨーグルトを常食する人は、骨折リスクが

2~4倍高くなっていたそうです。

牛乳や乳製品は、摂れば摂るほど骨を弱くするということです。

「カルシウム=牛乳=骨を強くする」という教えとは真逆で驚きますね。

長くなってきましたので、次週へ続きます。


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今週もお読みいただきありがとうございました。

牛乳をたくさん飲むと骨が丈夫になる、背が伸びる、と昔から言われてきましたが、

実際は違うということですね。

牛乳・乳製品はあくまで嗜好品であり、健康のためにカラダのためにと毎日せっせと

摂るものではありません。

お酒を飲む、たばこを吸う、お菓子を食べる、と同じように、「牛乳が好きだからたまに

飲む」と言うのであればそれは構わないと思います。

学校給食で毎日出されることに、個人的には違和感しかありません。

漢方養生アドバイザー® 吉澤茜

2022.6.5 漢方養生と宮廷料理を楽しむ会

みなさんは普段、気温を意識されていますか?

気温や湿度などの環境は私たちのカラダに大きな影響を与えます。

季節によって服装を変えるように、季節によっても日々の食事内容を変える必要があります。

また体質はひとりひとり違うため、自分の体質を理解し季節に合った養生をすることが

日々を快適に過ごす秘訣です♪


山岡シェフは35年に渡って教えてこられたベターホームの講師を終えられたとのことです。

前菜(マコモダケ 茄子のピリ辛味噌炒め イタヤ貝の和え物)(左上)

黒酢の酢豚(左下)

棒棒鶏の冷麺(右上)

エビの練りごま和え(右真ん中)

ニガウリのゼリー(右下)