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【4月の養生(1)春の養生】4/4配信メルマガ#38

先日、子どもたちと昭和記念公園に行ってきました。

たくさんの満開の桜は圧巻!

とても見応えがあり、他にもチューリップやスイセン、パンジー、ムスカリ等々、

様々な春の花が公園を彩っていました。

まさに陰から陽へ、すべての動植物が目覚め活動を始め、エネルギーを「内側に満たす」

から「外側へ発散」していく季節ですね。

外気がエネルギーに満ち溢れているように感じます。


しかし花粉もかなり浴びてしまったようで、途中から鼻水がひどかったです(苦笑)。

この日は気温が低く、強い北風も吹いていたので、冷えてしまったのかもしれません。

花粉症の養生の回でもお伝えしましたが、春先は寒暖差が大きく、冬のように寒い日も

突然やってくるので、冷えには気をつけないとならないですね。

公園の売店では、すでにかき氷が売っていました!

さすがにまだかき氷の季節ではないでしょう!と心の中でツッコミましたが、買って

いる人もちらほら見かけました。見ている方が寒くなります。

かき氷まではいかなくても、〇〇フラペチーノや氷入りの飲み物などを一年中飲んで

いる人もよく見かけますので、カラダの内側からも外側からも冷やさないように気を

つけましょう。


4月に入り、入学、就職、異動、引越など、新生活が始まった方もいるかもしれません。

環境の変化というのは、思っている以上に心身ともにストレスを与えます。

自律神経を調節している「肝」はストレスの影響を最も受けます。

「肝」は五行でいうと「木」の仲間です。

「木」の特徴的な性質は、昇発、条達、伸びやか。

肝は木のようにすくすくと上下に自由に伸びやかであることを好みます。

ですから制限があったり、押さえつけられたり、強いストレスを感じたりすると、肝の

疏泄機能がスムーズにいかなくなり、様々な症状があらわれます。

自律神経というのは、全身の心身の働きを調節していますから、肝がダメージを受ける

とあらゆる不調が現れる可能性があります。

しかし病院に行っても検査値に異常が現れなかったり、原因不明と言われたり、すぐに

解決しないこともしばしば。


「肝」にとって一番の薬は「逍遙とすること」、のんびり伸び伸び遊ぶことです。

休みの日には自然の中へ出かけていって、心もカラダもゆったりと伸びやかに過ごし

ましょう。たまにはスマホをオフにすることも必要かもしれません。

予定を詰め込みすぎず、時間にもゆとりを持つ。

服装も髪型も、きっちりタイトなものではなく、ゆったりしたものにする。

香りは気の巡りを良くしてくれますので、アロマやお香などで好きな香りを楽しんだり、

香りの良いハーブティーを飲むのもオススメです。

新年度は慌ただしいですが、そんなときこそゆとりを大切にしましょう。


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お読みいただきありがとうございました。

自分自身は新年度になったからと言って特に生活に変化はないのですが、子どもたちの

進級、クラス替え、保護者会、家庭訪問などで、親の自分も落ち着かなくなります。

あとは新年度にもらってくる山のようなプリントや提出物に毎年溺れます(笑)。

新しい先生やクラスメイトに馴染むまで、子どもたち自身も気を遣って疲れたり、少し

不安定になったりしますので、そういう点でも気を遣います。

逍遙とすること、ゆとりを持つこと、私自身も意識して過ごしていきたいと思います。

漢方養生アドバイザー® 吉澤茜

2022.4.3 漢方養生と宮廷料理を楽しむ会

春は自律神経と関わりの深い「肝」の季節です。肝の気血(陰陽)のバランスを整えることが

春の養生では大切です。

気が足りないと、鬱やアレルギー、喘息などの症状が出たり、気が多すぎると湿疹やものもらいといった

症状が出ます。

肝がしっかり機能するためには、ストレスを溜めずに逍遥とすることが必要です。

花々が咲き乱れる春、自然の中で思いっきり遊んで気を上げていきましょう♪

山岡シェフ、久しぶりに8時間煮込むスープを作って緊張されたとのこと。
春は気血のバランスを整えることが大事だよ~。

前菜(ナスと椎茸のピリ辛炒め アオリイカの中華豆腐よう和え 豚蹄(豚肉の煮凝り)ピリ辛鶏 マコモダケのスパイス衣和え)

車海老のニンニクソース

スズキの甘酢パスタ

コーンスープ

マンゴープリン

【3月の養生(4)春の食養生】3/28配信メルマガ#37

満開の桜を見ると、テンションが上がり、とても幸せな、嬉しい気持ちになります。

桜は、日本人にとってやはり特別な花ですね。

皆さんお花見はされましたか?

まだ場所によっては制限があったりもしますが、陰から陽へと自然界の氣も変化する

春ですので、美しい桜を見ながら、ぜひどんどん氣を上げて行ってほしいと思います。


さて今週は、春の食養生というテーマで考えてみたいと思います。

先週まで「花粉症の養生」でもお伝えしましたが、まずは暖かくなる(気温が上がる

につれ、全体的な食事量を減らしていかなくてなりません。

そして、春は「解毒、デトックス」の季節です。

冬に溜め込んだ老廃物や余分なものをどんどん排泄していきましょう。

そのためには、苦味のあるものを積極的に摂ると良いです。

苦味のあるものは、「清熱解毒」と言って、カラダの熱を冷まし、デトックスしてくれる

作用があります。

春になると出てくる、山菜、木の芽、ふき、菜の花、たけのこ、うど、などがオススメ

です。

春野菜も様々出てきます。キャベツやグリンピース、さやえんどう、アスパラガスなど、

肉や油ものは減らして、緑の野菜を増やしましょう。


また、五行色体表を見ると、春と関わりが深いのは五臓だと「肝」、五味だと「酸」

なっています。

「肝」は疏泄(代謝・排泄)をおこなうところで、解毒の働きもしてくれています。

春は肝の働きを高めることも大切です。

適度に酸味のあるものを摂ることで、肝の働きを助け補ってくれます。

旬のイチゴや、オレンジやグレープフルーツなどの他、紅茶をレモンティーにしたり、

揚げ物にレモンを絞ったり、また、はちみつレモンなども良いですね。

柑橘類は香りがよく、氣の巡りも良くしてくれますので、ぜひ取り入れてみてください。

(ただし、過ぎたるは及ばざるが如し、どんなものも摂り過ぎは良くありませんので、

バランスを考えましょう)


最後に、春に特に要注意の食材があります。

エビ・カニ・イカ・ニラ・ソバ

これらは、もともとアレルギーではない人も、この時期に食べると、じんましんなどの

アレルギー症状が出ることがあるそうなので気をつけましょう。

組み合わせていくつか同時に食べるとより出やすいようです。

アレルギー体質の人は、特に気をつけましょう。


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お読みいただきありがとうございました。

冬眠から覚めた熊がまず食べるのが、「ふきのとう」だそうです。

野生動物は本能で分かっているのですね。

子どもの頃は美味しく感じなかった苦味も、歳を重ねるごとに美味しく感じるように

なりました。

旬の食材を取り入れながら、美味しく楽しくデトックスしていきましょう。

漢方養生アドバイザー® 吉澤茜

ふきのとう

【3月の養生(3)花粉症は養生で改善できる③】3/21配信メルマガ#36

春は三寒四温と言われますが、まさにそんな気候が続いていますね。

半袖で過ごせるぐらいの陽気になったと思ったら、真冬のような寒さに逆戻り。

朝晩の気温差も大きいですし、体調管理が一番難しい季節ですね。

昨日が暖かかったからと薄着で出かけてしまってとても寒い思いをしたなんて話も

聞きます。必ず天気予報をチェックしてから服装を決めましょう。


先週のメルマガでは、花粉症に関する養生について、

冷やさないことと、食べ過ぎに気をつけること(量を減らすだけでなく、食べ方や内容に

も気をつけること)をお伝えしました。

花粉症の症状が出ている方は実践してみましたか?

そして何か変化を感じましたか?

いつもお伝えしていますが、養生は実践しないと意味がありません。

やってみて変化を感じて、改善しなかったらまた別の方法を試してみる。

何を食べたら悪化するのか、どんなことをしたら改善するのか。

いろいろな方法を試して、自分に合った養生法を見つけていってください。


さて、花粉症に関して、他に気をつけるポイントとしては、

自律神経のリズムをしっかり作り、自律神経のバランスを適正に保つ、ということです。

赤白の漢方養生学のテキストをお持ちの方は12ページのグラフを見てください。

この健康リズムラインのように、しっかりメリハリがついたリズムができていますか?

不調リズムラインのようになっていませんか?

免疫反応も交感神経と副交感神経のバランスです。

どちらに偏りすぎても、免疫不全、免疫過剰になってしまい、良くありません。

その都度、適正に自律神経のバランスが取れていることが大事です。

自律神経のリズムとバランスを意識して過ごしましょう。


花粉症の症状がひどいと家にこもりがちになりますが、副交感神経が優位すぎる状態が

続くと、アレルギー症状がひどくなります。

特に朝の過ごし方は重要です。早起きをして朝日を浴び、散歩や軽い運動などをして

交感神経を立ち上げやすくしましょう。日中もできるだけ活動的に過ごしてください。


そして最後に、アレルギー症状はやはり腸内環境と深く関わっていますね。

五行論でも、肺と大腸は表裏の関係。何千年も昔から経験的に分かっていたのですね。

腸内環境のことに関しては、昨年10月、第4週目のメルマガでお伝えしましたので、

よろしければ読み返してみてください。


今の自分の状態を観察しながら、ひとつずつ養生を実践していってください。

だんだんと薬なしで過ごせるぐらいに改善していきますよ!

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今週もお読みいただきありがとうございました。

私自身がひどい花粉症だったのが、今は薬を飲まず、養生で対応できるようになった

ので、お伝えしたいことがたくさんあり、3週に渡って花粉症やアレルギーについての

内容になりました。

花粉症ではない方にとってはそれほど興味がない話だったかもしれませんが、花粉症は

今や国民病。

たくさんの方がつらい症状と付き合っていると思いますので、ぜひアドバイザーの

皆さんから、養生で改善できることをお伝えしていただけたらと思います。

漢方養生アドバイザー® 吉澤茜

2022.3.20 漢方養生と宮廷料理を楽しむ会

春は寒暖の差や、環境の変化などストレスの要因がたくさんある季節です。

私たちの体は自律神経に支配されているので、自律神経のバランスを整えることが健康につながります。

気温の変化に合わせて体温調節や血圧のコントロールをしてくれる自律神経は「肝」と深く関わっています。

肝の状態がよくないと自律神経がうまく働かず、様々な病気を引き起こすことがあります。

肝がのびのびと機能するためには「逍遥とする」ことが大切です。

自然の中に出て、思いっきり体を動かしたり、花を愛でたりして春を満喫しましょう!

山岡シェフが手にされているのはスッポンの甲羅(腹部)で、生薬では亀板(清虚熱、補陰)といわれるものです。

前菜(海鮮のライスペーパー包み揚げ・マコモダケのスパイシー衣・蒸し鶏の麻辣ソースがけ・アオリイカの雪菜和え・海老マヨネーズ和え)

海老の黒酢ソース

豆腐と海鮮の蒸し物タイのシーズニングソース味

トマトと卵のスープ

杏仁豆腐フルーツ添え

銀絲巻