【7月の養生(2)夏にカラダのメンテナンス】7/12配信メルマガ#2

(2) 夏にカラダのメンテナンス

前回のメルマガで 「夏は冬に傷ついたカラダを修復する季節です」 とお伝えし ました。

これ、イメージ湧きますか?


冬は気温が低く寒いので、交感神経が優位になり、 体温を維持するために食べた物や

カラダに蓄えているものをどんどん燃やしてエネルギーを生み出し ています。

また体内での燃焼に加え、冬は空気も乾燥していますので、 さらにカラダの潤いも

失われがちです。

燃焼=酸化。 カラダの酸化は…つまり「老化」です

老化なんて言われるとドキッとしてしまいますね(笑)。

このように、 冬は寒さと乾燥でカラダが傷つきやすい季節 です。


しかし夏は、気温も湿度も高いので、副交感神経優位になり、 カラダは酸化しにくく

なります。

そして 副交感神経が優位だと免疫力も高い ( リンパ球がたくさん出ている)状態なので、

冬に傷ついた細胞を修復したり、 ガン細胞やウィルスを排除したりする働きが高くなり

ます


逆に冬は免疫力が下がります。

風邪やインフルエンザなども夏より冬のほうが流行しますよね。


しかし、夏にずっとエアコンの効いた部屋にいたり、 冷たい飲食物ばかり摂っていたり

すると、 カラダは冬の状態に逆戻り してしまいます。

せっかく夏の暑い時期にカラダのメンテナンスができるのに、 これではもったいない!


たしかに夏の暑さと湿気は不快です。 最近の夏は毎日のように猛暑日が続くようになり、

エアコンを全く使わないのは熱中症の危険もあります。

しかし 冷やしすぎは禁物 です。


エアコンの 設定温度を少し高め にする、

職場などが冷えている場合は 羽織るものやひざ掛け などを用意して おく、

氷入りや冷蔵庫から出してすぐの飲み物ではなく、なるべく 常温 の ものにする、

冷たいものを飲む場合は ガブガブではなく少しずつ飲む

など、できるところから工夫をしてみてください。


このカラダの仕組みを知ると、 日本の蒸し暑い夏も少し感じ方が変わってきませんか?

「あ~、今カラダが修復されているんだなぁ」と思うと、 この暑さもありがたく感じる

かもしれません(笑)。

ぜひ、カラダのメンテナンスをしながら、夏を楽しみましょう!


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お読みいただきありがとうございました。

次回は「夏の過ごし方」というテーマでお送りします。

お楽しみに!


漢方養生アドバイザー ®   吉澤茜

【7月の養生 (1)夏は副交感神経優位】7/5配信メルマガ#1

(1) 夏は副交感神経優位

「自律神経」 という言葉、最近よく耳にすると思いますが、

一体どんなものなのか、どのような働きをしているか、 知っていますか?



漢方養生学 ® の話をする上で、 自律神経を知ることはとても重要です。



自律神経とは…

自分の意思とは関係なく、眠っている間も生命を維持するために、

24 時間休むことなく働き続けているもの
で、

呼吸、脈拍、血圧、血糖値、消化、体温調節、 免疫などカラダのあちこちで

様々な働きをしてくれています。



自律神経には、

昼間や活動的なときに活発になる 「交感神経」 と、

夜間やリラックスしているときに活発になる 「副交感神経」 の 2 種 類があり、

このふたつがうまくバランスを取りながら働いてくれています。



交感神経が優位なときは、血管は収縮し、血圧・脈拍・ 血糖値などは上昇し、

消化や排泄機能は抑えられます。

反対に副交感神経が優位なときは、 血管は拡張して血圧などは下がり、消化や

排泄機能はスムーズに働きます。



自律神経には 一日の朝昼夕で 周期的に変化するリズム がありますが 、一年を通して

考えてみると、 季節によっても変化 があります。



冬は気温が低く寒いので 、 体温を逃さないように血管が収縮し血圧なども上がります。

交感神経が活発に働いている状態 です。 また体温を維持するために、体内ではどんどん

燃焼してエネルギーを生み出しています。

反対に 夏は気温が高くなるので副交感神経が優位 に なります。 気温と体温の差も

小さくなり、熱をたくさん作らなくても良くなるので、 カラダにとって冬ほどカロリー

は必要なくなります。



しかし現代では、夏はどこに行ってもエアコンで冷やされていて、 夏こそ冷えに

気をつけなくてはなりません。
また氷入りの飲み物やアイスなども 美味しく感じ、

ついつい冷たい飲食物を摂ってしまいがちです。



カラダが寒さを感じると交感神経優位になり、 冬のような状態になってしまいます。

本来、夏は副交感神経優位で、免疫力も高いので、 冬に傷ついたカラダの修復をする

季節です。 カラダの外側も内側も冷やしすぎには気をつけましょう!



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お読みいただきありがとうございました。

次回は「夏にカラダのメンテナンス」 というテーマでお送りします。

お楽しみに!



漢方養生アドバイザー ®  吉澤茜

7月漢方養生と宮廷料理の会

人間の理想の体温は36.5℃(体内38℃)ですが、体温が35℃台や34℃台なんていう人も多いのではないでしょうか。
気温の変化に対応したり、免疫機能が十分働くために理想の体温の維持がとても大切です。

これから冷たいビールがおいしく感じる季節です。冷たいものの飲食はアドレナリンが出てよけいに暑く感じてしまったり、テンションが上がって眠れなくなったりします。

冷ます性質の麦が原料のビールは、井戸水と同じ16℃くらいで飲むのがおすすめです♪

本日の宮廷

前菜(セロリ、トマト、蒸し鶏の和え物 トマトの杏酒づけ 黒酢の酢豚)

隠し味にジンを使ったエビマヨとベビーリーフとキウイのブルーベリーソース添え

紹興酒で似た広州風トンポーロー

揚げごはんの海鮮あんかけのせ

ゴーヤとレモンのゼリー

7/2(金) 特別セミナーを開催しました!

湿度の高いこの季節は外気だけでなく、体の中にも湿気が溜まりやすくなります。

湿気が体に与える影響とこの養生、またセルフケアに使えるツボを鍼灸師で漢方養生アドバイザー®の米谷先生より紹介していただきました。

食べ物が体に与える影響について小野満先生より解説していただきました。

季節にあった養生をし、湿気に負けない体づくりをしていきましょう!


6月の漢方養生塾を開催いたしました!

6月の漢方養生塾は内科医の池田和子先生をお迎えして、参加者の皆さんに質問を持って参加して

いただき、問答形式で行いました。

講義形式で一方的に聞くスタイルと違って、疑問に感じていることに対して漢方養生的な

捉え方、また西洋医学的見解などを交え参加者の皆さんと有意義な問答ができました♪

第3回子どものための★家庭でできる薬膳教室★ZOOM開催しました!

子どもは陽気の塊です。気温と湿度が高くなるこれからの季節は体の中に熱と湿気をうむ食材を控えて、

熱と湿気を出してくれる食べ物を摂ることが大切です。

また体温と気温の差が少なくなるため、食べる量を減らして消化のよいものを食べて胃腸を休める季節です。

子どもの体の状態と季節を把握し体調を整えてあげましょう♪

お料理の画像はイメージです。

6月漢方養生と宮廷料理の会

6月6日(日)漢方養生と宮廷料理を楽しむ会が開催されました。

湿度が高くなるこれからの季節の養生は、不快に感じがちな湿気を心地よく感じるようにするのがポイントです。

揚げ物や炒め物、チーズや味の濃いものや体のなかに湿や熱を生みます。極力とらないようにするか、摂る場合は昼間に食べるなどの工夫が必要です。

また朝は散歩など少しでも体を動かしてから食事を摂ることが大切です。

体を動かすことで湿をためにくい体づくりをしていきましょう♪

ε=ε=ε=ε=ヽ(* ̄∇ ̄)ノ

本日の宮廷料理です☟

前菜(トマトの杏酒漬・蒸し鶏の麻辣ソースがけ・金柑のキンモクセイ煮・

マコモダケのザーサイ和え・クラゲの和え物)

エビのワタリガニの卵ソースがけ

トンポーロー(蒸して余分な脂が落ちた豚を紹興酒で煮てあります)

漢方スープ(地鶏・キヌガサダケ・棗・花しいたけ・枸杞・朝鮮人参・甘草)

杏仁豆腐のライチのせ

漢方養生学® in 長野 ◆漢方養生アドバイザー®活動報告 ◆

漢方養生アドバイザー®の子松志乃子さんが国立信州高遠青少年自然の家で

楽健法リトリートと漢方養生の講義をされました。

参加者のひとりで体調不良を改善したいと参加された小学6年生の男の子を通し、

漢方養生の必要性を実感されたとのことです。

持参したお茶とドライフルーツで心を和ませつつ限られた時間の中で、

自律神経の整え方、季節の養生、食材の性質など

先人の知恵を学び生活することの大切さを目いっぱい講義されました。

参加者の方々と話すなかで、朝食を菓子パンで済ませている子は虫歯が多いとか

嚙みちぎる力が弱いなど最近の子どもたちの食事事情を知ることができたり、

鯨肉や脱脂粉乳を飲んでいた経験を持つ方がおられたり、

先人の知恵に興味を持ってもらった手ごたえがあったようです。

信州特産の食べ物や食べ方なども経験し、充実の時間を過ごして来られました♪

5月漢方養生と宮廷料理の会

5月9日(日)漢方養生と宮廷料理を楽しむ会が開催されました。

日によっては夏日のように気温が高くなる日が見られるようになりました。

気温と共に湿度が高くなりはじめる時期の養生は、からだの中に熱を生みやすい

米の量を減らす工夫が大切です。前菜を増やしたり、子どもさんのおやつに

トウモロコシや枝豆などの体内に湿気をためない食材が適しています。

夏に向けての体づくりをしていきましょう♪

本日の宮廷料理です👇

前菜の小さいプリンスメロン、白身魚煮、そら豆の青菜あえ、蒸し鶏の山椒ピリ辛ソース、

ゴーヤの炒め物、エビチリ、漢方スープ、抹茶団子入り杏仁スープ

2021年4月21日(水)漢方養生塾を開催しました!

2021年4月21日(水)漢方養生塾を開催しました!

春は気温差や環境の変化が大きい季節です。

天気のいい日などは日中温かく、毛穴が開きがちですが、朝晩はまだ寒い日があり

早々に薄着をすると冷たい空気が体内に入り冷えやすい環境です。

また自律神経のバランスが崩れやすい季節でもあります。

そんな春の養生と自律神経のリズムについて学びました。