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【5月の養生(1)ぐぅ~の音、聞いていますか? 】5/2配信メルマガ#42

お腹がすくと「ぐぅ~」と鳴りますよね。

皆さんは、毎日、お腹の鳴る音を聞いていますか?

空腹をしっかり感じてから食べていますか?


私たち現代人は、明らかに食べ過ぎです。

数十万年前に人類が誕生して以来、こんなに食べ物が豊富にあり、毎日満腹になるまで

食べられるようになったのは、ごくごく最近のことです。(昔も、権力者たちは良い物を

贅沢に食べていたと思いますが。)


基本的な人間(動物)のカラダの作りとしては、ある程度空腹でも生きていけるように、

現代のように毎日毎日たくさん食べなくても大丈夫なようにできています。

血糖値を上昇させるホルモンは何種類も存在しますが、血糖値を下げるホルモンは

インスリンしかありません。ほとんどの動物にとって、満腹まで食べられるというのは

非日常だったのです。


日本では江戸時代まで1日2食が普通でした。

お釈迦様は、朝は「小食(しょうじき)」、昼は「正食(しょうじき)」、夜は「非食(ひじき)」

と説いています。朝は軽め(0.5食)、昼は適量(1食)、夜は食べない(0食)という意味

です。

医学の父、ヒポクラテスの言葉にも、

「満腹が原因の病気は空腹によって治る」

「月に一度断食をすれば病気にならない」

というものがあります。

現代と比べてそんなに食べ物が豊富でなかったと考えられる約2500年も昔から、

食べ過ぎはカラダに良くない、病気を招くということが分かっていたのですね。


食事を口で味わうのはほんの20~30分ぐらいのことですが、食べた物はその後、

胃、小腸、大腸と、消化・吸収しながら運ばれます。

食べ物にもよりますが、胃では3~4時間、小腸は約8時間、大腸から便となって

排泄されるまでには24時間以上かかります。

ということは、3食しっかり食べていると、胃腸は休むことなくずっと働かされ続けて

いることになります。これはカラダにとって大仕事、かなりの負担になります。

たまには胃腸を休ませてあげることも必要ですよね。


「食事の時間が来たから、それほどお腹が空いていないけど食べておこう」や、

美味しそうなものを目にしたから、お菓子をすすめられたから、他の人も食べるから、

残すともったいないから、などの理由で食べてばかりいると、間違いなく食べ過ぎに

なります。

食べ過ぎは、糖尿病をはじめ、様々な生活習慣病の原因にもなります。

まずは「しっかり空腹を感じてから食べる」、これを意識してみましょう。


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今週もお読みいただきありがとうございました。

最近、「断食」や「ファスティング」という言葉をよく聞くようになりました。

やはり食べ過ぎで病気になったり体調を崩したりしている現代人には、食べない時間が

必要なのでしょう。

来週は、空腹の時間を作ることで得られるメリットについてお伝えしようと思います。

お楽しみに!

漢方養生アドバイザー® 吉澤茜


【4月の養生(4)『大人達への失望』 】4/25配信メルマガ#41

一昨日の土曜日、日野市の高幡不動駅近くで、丸本大仁(まるもと はるひと)くんの

お話会があり、参加してきました。

丸本大仁くん、ご存知ですか?

コロナ騒動のおかしさに気付き、ノーワクチン、ノーマスクなどの活動をしている仲間

たちの間ではかなりの有名人ですが、ほとんどの方が初めて聞くお名前ではないかと

思います。

ハルヒトくんは、こないだの3月に中学を卒業したばかりの15歳の青年です。

中学在学中に『大人達への失望』という本を執筆し、出版されました。

中1の終わり頃にコロナ騒動が始まり、休校措置を挟んで中2に進級、6月に学校が

再開されるとマスクを強要されました。ハルヒトくんはかなり初期からテレビ報道の

おかしさに気付いており、マスクを強要してくる先生方に対してレポートをまとめて

提出しました。英語、数学、理科、社会、それぞれの専門性を活かして、どうしてこの

コロナ騒動を考えないのか。政治との関連性、ウィルスと細菌の違い、マスクの効果、

インフルエンザとの数字の比較、英語が得意なら海外の論文を原文のまま読めるかも

しれない。こういうことを授業で取り上げてみんなで考えてみたらいい。コロナのこと

だけでなく、歴史を調べ見てみると学べることがたくさんある。

しかし先生方はハルヒトくんのレポートに回答するでもなく放置。きっと答えられな

かったのでしょう。

それならこのレポートを同級生にコピーして配っていいかと聞いたら、上の言っている

ことと違うからそれはできないと言われたそうです。ひどすぎる!!

ふた言目には「マニュアルに沿って…」と言うばかりで自分の頭で考えない教師から

学ぶことは何もないと思い、ハルヒトくんは自ら学校をやめました。捨てました。

その他の様々な出来事や、たくさんのすばらしい大人との出会い、ハルヒトくんの考え

などはぜひ本書を手にとっていただきたいのですが、本当に14~15歳でよくここまで

調べ、考え、行動できるなぁ!と感動すらしました。

昨日のお話会も、自分でパソコンで資料を作り、原稿もなしで、理論的にかつ誰にでも

分かりやすく面白く話してくれました。本当に素晴らしかったです。

私も、学校での子どもたちへのマスクの強要を見ていて虐待だと感じています。

マスクは有害だと警鐘を鳴らしている医師もたくさんいます。

「主体的に考えられる子になって欲しい」と言う割に、先生自身は上に従っている人

ばかり。文科省や教育委員会から出されている「衛生管理マニュアル」に従うことが

最も大事なことになっています。

テレビや新聞で言っているから、偉い専門家が言っているから、皆がやっているから、

ではなく、自分で考えて調べて行動したいものです。

特に日本人は協調性、右に倣え、上に従う、同調圧力などが強い国民ですので、常に

自分で考えて調べてみないとあっという間に流されます。

自分も今回のコロナ騒動で多くのことに気付けました。たくさんの出会いもありました。

いま世の中で起こっていること、俯瞰して広い視野で見てみると様々なことが繋がって

います。

すべて善悪では片付けられないですが、とにかく子どもたち孫たちへと繋いでいける

ように、自分ができることをやっていこうと思います。

◎大人達への失望 -僕は中学校へ通うのをやめた-

  丸本大仁 著 ヒカルランド(2022年2月発売)

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お読みいただきありがとうございました。

今週は養生の話ではありませんでしたが、素晴らしいお話が聴けたのでシェアさせて

いただきました。

私は最近、ノーマスクで過ごしています。気温も上がってきて暑いですしね。

電車に乗ってもお店に入っても、ほとんど誰にも何も言われません。

でも子どもたちは暑くても外すことを許されない。おかしいです。

もうマスク生活3年目。ほぼ100%の人がマスクをしているのに感染が収まっていない

ということは、マスクに効果がないということの証明ですね。

そもそもウィルスをゼロにすることはできませんが…

と、いろいろ言い始めるとまた長くなってしまうので(笑)、今日はこの辺で。

漢方養生アドバイザー® 吉澤茜

2022年4月19日(火)4月の漢方養生塾開催しました!

今回の養生塾では、養生に活かす漢方茶ということで、

お茶として楽しめる生薬を紹介しました。

生薬の爽やかな香りがただよっていました。

参加者の皆さん、ご自宅で漢方茶を楽しんでいただけたかなぁ。


帰り道、八重桜がまだ咲いていました。

春は体調が良ければ、とても心地の良い季節です。

身近にある自然に触れながら、春を満喫していきたいですね♪


   🍵 本日の漢方茶 🍵

【4月の養生(3)逍遙、発散できていますか? 】4/18配信メルマガ#40

自律神経をコントロールしている「肝」はストレスに弱いので、ストレスを溜め込ま

ないように、春は特に「逍遙」としましょうと毎週お伝えしています。

「肝は逍遙を好む」ですね。

皆さんはお休みの日、どんな風に過ごしていますか?


女性のストレス解消法でよく聞くもののひとつに、

「友達とおしゃべりしながら、美味しいものを食べたり飲んだりする!」

というのがあると思うのですが、皆さんいかがですか?

たしかに楽しくて、心が満たされますよね♪美味しいものを食べると幸せな氣持ちに

なりますし、氣のおけない仲間や友人とのおしゃべりは盛り上がって楽しいので私も

大好きです。

また他には、家でのんびり過ごす、平日の睡眠不足を取り戻すためにたくさん寝る、

エステやマッサージなどに行って日頃のカラダの疲れを癒す、などもよく聞きます。

でもこれ、本当に「逍遥」になっているのでしょうか?


おしゃべりしながら美味しいものを食べるというのは、心にとっては癒しになるかも

しれませんが、ずっと座っているだけなので、カラダにとっては全く発散になりません。

そしてたくさん食べたり飲んだリすることで、余計に胃腸や内臓に負担がかかったり、

巡りが悪くなって滞りを生む原因になるかもしれません。

また、たくさん寝たはずなのに、エステやマッサージに行って癒されたはずなのに、

疲れが取れていない、という経験もありませんか。

これはどちらも、自律神経が癒されていないことが原因です。


自律神経は、もう皆さんご存知だと思いますが、眠っている間も24時間365日休む

ことなく働き続けてくれている、生命を維持するために必要な機能ですね。

心臓を動かしたり、血圧や血糖値を調節したり、呼吸をしたり、他にも胃腸の働きや

体温調節なども自律神経の働きによるものです。

自律神経は、生まれた時から働いている、最も動物的な機能と言えます。

人間は高等動物として、成長する過程で様々な知識や社会性を身につけていきます。

脳の前頭前野が発達すると、動物的要素が減少していきます。

社会性や人間性を維持する傾向が強くなるとストレスとなり、自律神経の失調が起こり、

精神的にも肉体的にも様々な不調や症状が現れます。(野生動物には、自律神経失調は

起こりません。)


これを改善するには、自律神経を癒すことが重要です。

では、自律神経を癒すにはどうしたらよいでしょう。

それはずばり、野生動物に戻ることです。


海へ行く、山へ行く、魚をとる、野草をとる、自然の中でカラダを動かす、相手と戦う

スポーツをする(ただし集団で社会性を要求されるものは避ける)など、自然に接して

動物的な行動や環境で過ごすことで自律神経を解放し、癒すことができます。

このような逍遙法が自律神経のリズムとバランスを整え、様々なストレスを抱える

現代人が元氣を取り戻すのに必要です。

自律神経が整うと、ごはんも美味しくなり、仕事や学校に行くのも前向きな氣持ちに

なり、自分の能力が十分に発揮できるようになり、毎日が楽しく過ごせるようになり

ます。

日々疲れている方はいま一度、ご自身の逍遙法について考えてみてくださいね。


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今週もお読みいただきありがとうございました。

日本人、現代人は真面目な人が多く、毎日遅くまで仕事や勉強をしている人も多いです。

肝のために遊びましょう!と言っても、遊び方がわからない、趣味がない、何をやったら

良いか分からない、という人も意外とたくさんいます。

毎日忙しくて…という方も、昔好きだったことや楽しいと感じたことをぜひ思い出して

みてください。

できれば家にこもってすることじゃなくて、外に出てやれることだといいですね。

自律神経を解放し癒すことが逍遙ですよ。


漢方養生アドバイザー® 吉澤茜

【4月の養生(2) 五月病にならないように】4/11配信メルマガ#39

初夏のような陽気が続いていますね。

3週間前には雪が降っていたのに、もう半袖で過ごせるぐらいです。

夏至に向かって太陽はますます高くなり、力強く照りつけます。

自然界の氣はどんどん上がっていきますが、皆さんの氣はどうですか?

自然界の氣についていっていますか?


現代人はやはり氣が低い人が多いです。

デスクワークやリモートワークで一日中ほぼ室内で過ごす人も多いでしょうし、

意識して運動したりカラダを動かしたりしないと、すぐに運動不足になります。

太陽がどんどん高くなりエネルギーも増していくのに、自分の氣が低いままだと

自然界の氣とのギャップから、余計に外に出るのがしんどくなってしまいます。


五月病とは、

新年度から約1ヶ月が経過し、新しい環境で緊張が続いたり頑張りすぎたりして、

疲労やストレスが溜まりゴールデンウィーク明け頃に現れる、なんとなく体調が悪い、

学校や会社に行きたくない、やる気が出ない、などの軽いうつ症状のことです。

以前は若い新社会人に多く見られていましたが、現在は中高年の人にも増加しています。

これは現代人の氣の低さが原因です。


そうならないためにも、今のうちからしっかり太陽の光を浴び、カラダを動かして氣を

上げていきましょう。

休みの日は家でのんびり過ごすのもたまには良いですが、天気の良い日はどんどん外へ、

自然の中へ出かけていきましょう。

自然界の氣が旺盛になるにつれ、私たち人間の氣も上げていく。

これが五月病にならないための秘訣です。


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今週もお読みいただきありがとうございました。

昔に比べ、小さいうちからメガネをかけている子が多いように感じます。

2年2ヶ月前からコロナ禍に突入し、2年前の初めての緊急事態宣言後は、メガネ屋

さんがとても混んでいたという話を聞きました。視力が低下し新しくメガネを作る人、

度が合わなくなって作り直す人がとても増えたようです。

「肝は目に開竅する」と言い、五行では目は肝と繋がっていると考えられています。

ストレスや制限が多く、様々なことが自由にできないと肝に負担がかかり、目にも症状

が現れます。

ちゃんとストレス発散して、たまには自然の中で遠くの景色をのんびり眺めるなど、

意識してみてくださいね。

漢方養生アドバイザー® 吉澤茜