【9月の養生(1)その症状、秋バテかも?】9/6配信メルマガ#10

9 月に入り、急に気温が下がりましたね。ここ最近は雨続きで、太陽が恋しくなります。

皆さん体調を崩していませんか?

日もだんだんと短くなり、秋の風を感じ、季節の移り変わりを感じます。


夏の蒸し暑さとは打って変わって、秋は気温も湿度も下がり、爽やかで過ごしやすい

季節です。

しかし、近年は「秋バテ」なんていう言葉も耳にします。( Wikipedia にもちゃんと説明

が載っていました!もう市民権を得た言葉なのですね)

夏の疲れを引きずってしまうことに加え、季節の変わり目は気温や気圧の変化も大きく、

自律神経が乱れ、倦怠感、めまい、食欲不振、胃もたれ、下痢、 頭痛、不眠など様々な

症状が現れます。夏に胃腸に負担をかけてしまったことも原因のひとつでしょう。

ここでしっかり体調を整えて、爽やかな季節を元気に楽しく過ごしたいですね。


自律神経には交感神経と副交感神経があり、その都度お互いにバランスを取りながら

カラダの様々な機能を支えてくれています。

また、自律神経には一日の適正なリズムがあり、日中は交感神経をしっかり優位にして

活動し、夕方からは徐々に副交感神経を優位にし、夜はぐっすり眠ってカラダを休める。

この一日のリズムを、しっかりメリハリをつけて作ることが、漢方養生学®ではとても

大切であると伝えています。

気温や気圧の変化の影響を受けやすくバランスを崩しやすいのは、気が低く、自律神経

のリズムがしっかり出来ていないからかもしれません。

西洋医学では、自律神経は自分ではコントロールできないものとされていますが、漢方

養生学®を学ぶと、自律神経をある程度自分でコントロールできるようになります。


まずは朝起きたら朝日を浴びて、朝食の前に少しカラダを動かしましょう。午前中、

特に朝の時間にカラダを動かすことで、交感神経がグッと優位に活動的になります。

漢方養生では朝の散歩をオススメしています。散歩が難しい方は、ベランダや庭に出て

太陽の光を浴びたり、軽くストレッチなどをしたりするだけでも全然違います。

朝食の前にカラダを動かすことで眠っていた内臓も動き出して消化 も良くなり、食べた

ものがエネルギーに変わりやすくなります。


朝なかなか起きられない、朝からカラダを動かすなんて無理! という方は、睡眠の質が

良くないのかもしれません。その大きな原因のひとつが、夜の過食です。

仕事が終わるのが遅くて夕飯の時間も遅くなってしまう、一日三食の中で夕食に一番

手の込んだ料理を作りしっかり食べる、という方が多いかもしれません。

しかし、高カロリーなもの、肉や油もの、カラダに熱を与えるもの等を夕食に食べて

しまうと消化に時間がかかりますし、交感神経がたかぶります。すると副交感神経が

うまく働かず眠りが浅くなってしまいます。血液はドロドロ、睡眠の質も低下、良い

ことはほとんどありません。

朝すっきり起きられない、寝てもあまり疲れが取れないという方は、夕食を見直して

みてください。消化がよくカラダに優しいものを少量食べて、質の良い睡眠を取り

ましょう。

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お読みいただきありがとうございました。

健康のためには、自律神経のリズムとバランスを適正に保つことが欠かせません!

漢方養生学®で一番大切なところです。

次回はこの時期にオススメの食材などについてお伝えしたいと思い ます。

お楽しみに!

漢方養生アドバイザー ®  吉澤茜

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