(3)夏の過ごし方
前回は、夏は冷やしすぎに注意して、冬に傷ついたカラダのメンテナンスをしましょう、
というお話をしました。
では具体的に、どんなことに気をつけて過ごしたら良いのかということを考えてみたいと思います。
まずは、エアコンの設定温度を少し上げてみましょう。
冷房が効いている部屋から暑さの激しい外に出たとき、カラダは気温差にびっくりし、
その度に体温調節をしなくてはならないので、だんだんと自律神経が疲れてきてしまいます。
目安としては、室内と屋外の気温差を5℃以内ぐらいにすると良いでしょう。
職場や外出先、乗り物の中など、自分では設定温度の調節ができない場合は、
羽織るものやひざ掛けなどを必ず準備しておきましょう。
次に睡眠についてですが、夏は「遅寝、早起き」を心がけましょう。
夏は日の出が早く、日の入りも遅いので太陽の出ている時間、昼が長くなります。
人間も自然の一部ですので、太陽の動きに合わせて睡眠も考えると良いですね。
多少夜ふかししても、朝はいつまでも寝ていないで早く起きましょう。
ただ、真夏は夜も暑くて寝苦しくなるので、睡眠の質も落ちてしまいます。
そこで、疲れが溜まってきたなぁというときは昼寝がオススメです。
昼寝のポイントとしては
・午後3時までに ・15~20分程度 ・椅子やソファで(ベッドに横にならない)です。
仮眠をとることで疲労回復、午後の作業効率もUPしますよ。
そして、暑いからと言ってずっと涼しい室内にばかりいるのではなく、
外に出てカラダを動かし、汗をかきましょう!
暑い中でも適度にカラダを動かして汗をかくことで、スッキリした!
と感じたことはありませんか?
汗をかくことでカラダの中にこもった熱や余分な湿気が発散でき、
また汗とともに老廃物も排泄できます。
激しい運動はかえって消耗してしまいますので、ストッレチやヨガ、ウォーキング、
ラジオ体操、など、自分が楽しくできる軽い有酸素運動が良いでしょう。
自律神経のリズムをしっかり作るためにも、午前中にカラダを動かすのはオススメです。
朝のまだ少し涼しい時間に、ぜひやってみてください。
では、夏の食事はどんなことに気をつけたら良いか、
夏にオススメの食材は? 適切な水分のとり方は?
それは次回のメルマガでお伝えしますね。
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お読みいただきありがとうございました。
次回は「夏の食事・おやつ・飲み物」というテーマでお送りします。
お楽しみに!
漢方養生アドバイザー® 吉澤茜