【8月の養生(1)夏はスタミナ!…じゃない!】8/2配信メルマガ#5

「スタミナメニューで暑い夏を乗り切ろう!」

「モリモリ食べて夏バテ予防!」

「暑いときこそしっかり食べてスタミナをつけよう!」


夏になると、このような謳い文句で、 焼肉などの ガッツリ系のメニューを紹介している

宣伝や記事をよく見かけますが、果たして本当でしょうか??


まず、 暑くなると食欲が落ちるのは、 人間のカラダの反応として普通のこと です。

気温が高ければ、カラダにとってカロリー(熱量) はそれほど必要なくなるので、

食べる必要がない、つまり食欲は落ちます。

ですので、 食欲がないところに無理してスタミナ料理を食べるのは 、

カラダにとって 不自然ですし、食べる必要はない のです。


しかし、今は エアコンで冷やして涼しい状態を作って、

夏でもたくさん食べている人が たくさんいます 

涼しくなれば食欲も湧きますし、 スタミナ料理も美味しく食べられますよね。


そして、焼肉や味の濃いもの、こってりしたもの、 辛いものなどを食べると、

カラダが 暑くなり、喉も渇きます。

すると冷たいビールなどの飲み物がより美味しく感じ、 ついガブガブ飲んでしまいます。

さらにエアコンの温度も下げて、 カラダの外側からも冷やしてしまうことになります。

これを繰り返していれば当然胃腸は疲れて弱ってきますし、 夏バテへと繋がりますね。


夏にオススメの食材は先週のメルマガでもお伝えしましたが、

・カラダの熱を冷ましてくれる寒涼性のもの

・汗で失った水分を補って、カラダを潤してくれるもの

・むくみが気になるときは、 カラダの余分な水分や湿気を取り除いてくれるもの

などが良いですね。

ときにはスタミナ料理もいいですが、 カラダも胃腸も元気なときに 、たまに食べる、

程度にしましょう。


暑いときはさっぱりとしたそうめんなどが多くなると思いますが、

そのもの自体が冷たいと、ダイレクトに胃腸を冷やしてしまう ので、

そういうときは 「薬味」をうまく 使いましょう。

薬味としてよく使われる、 ネギ・しょうが・大葉・ミョウガ・ ニンニク・わさび 等は、

カラダを温める性質(温熱性) で、 胃腸の冷えを和らげてくれます。

薬味で陰陽のバランスをとる。まさに先人の知恵ですね!

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お読みいただきありがとうございました。

昔の人が当たり前にやっていたことの中に、 健康に生きるヒントが

たくさん詰まって います。ぜひ毎日の生活に取り入れて実践してくださいね。

次回もお楽しみに!


漢方養生アドバイザー ®  吉澤茜

冷奴に温性の薬味を合わせて食べることで胃腸の冷えを和らげることができます。

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